午前、午後。
普段、慌ただしい日常に追われていると、
つい 見過ごしてしまうような、
出来事や出会い、そして物や言葉...
そんな ささやかな人やモノとの幸福な出会いによる、
ちょっとした心のゆらぎを、
彼女は、彼女なりの感性でキャッチし、
受け入れ、そして自分なりの楽しみに変えている。
そんな生き方っていいなと、ボクは思いました。
自分を満たしてくれる、そのすべてを大切にしながら、
ボクも日々の暮らしをゆっくり生きたいと、
そんな気持ちになりました。
偶然、幸福な出会いをしたこの本は、また自分を満たしてくれる
大切なモノの一つでもあります。
嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]
見終わったあと、なんだかすごく清々しい気分に包まれました。
この映画で描かれる主人公、川尻松子は、
性格ブスな面も多々ある人物として描かれており、
映画の中で展開される彼女や、彼女を取り巻く人々の
人生模様・愛憎劇は、
一般的に言って決して清々しいモノではありません。
なのになぜ・・
ミュージック仕立ての演出・映像美・俳優達の演技力・音楽
等々に、
清々しくさせるタネや仕掛けが存分に埋め込まれているの
は確かでしょう。
ただ、松子がどうしようもなく不器用なその愛・生き方を嘆く
こともなく(たとえ痩せ我慢であったとしても)潔く生きていく
姿勢が、涙ではなく清々しさを、
私の胸の中に残してくれたのだろうと思います。
一押しでお勧めできる映画です。
縷縷日記
eriさんが生み出すお洋服、詞、写真が大好き!というのが購入のきっかけ。
eriさん、実和子さん、すいれんさんはお互いに尊敬しあっていて、美しいものを追求していて、それを分かち合っている。
短い期間で書かれた日記だけど、1ページごと丁寧に作られている。
可愛い切手、切り抜いた写真、心に溢れている想い。
みずみずしくて愛しいものがふんわり重なったような素敵な本。
しまおまほのひとりオリーブ調査隊
今は休刊中のoliveの名物連載だった、あの「ひとりオリーブ調査隊」が本になりました!
コーネリアス、市川実日子、アラーキーなどなどのサブカル界の神様みたいな人たちや
かわいい雑貨たち、おいしいおやつたちを調査(というより一緒に遊ぶ?)して、
しまおまほ独自の視点からゆる~くレポートしています。
元・オリーブ少女じゃなくても↑このへんがお好きなら、十分楽しめると思いますよ。
書き下ろし(調査下ろし)ももちろんあります。
おと・な・り【初回限定版】 [DVD]
最近、引っ越しをしました。
階下は夫婦喧嘩が絶えず、苦痛な私です。
最初に住んだ部屋は上の階の子供ちゃんがお風呂で大声で歌を歌うのを聞くのが楽しみでした。
次に住んだ家では朝6時と昼12時、夕方5時と夜の10時にお寺の鐘が聞こえてきて、何をしていても時間が分かるようになりました。
「生活音には相性がある」
なので、この映画の隣同士の二人の気持ちが分かります。
もしかしたら鼻歌が嫌いな人がいるかもしれない。コーヒー豆を挽く音を煩く感じる人がいるかもしれない。
でも、ソレが心地よく感じる人がいたら・・・
優しい大人の映画です。
ぜひ真夜中に一人で、濃いめのコーヒーをお供に見て下さい。