PARマンの情熱的な日々 漫画家人生途中下車編
藤子A先生の特徴は、文学性にあると思われます。
特に「少年時代」「まんが道」といった藤子不二雄を解消した後の作品はそう感じられます。
コンビ解消後、F先生とA先生の特徴が、よりはっきりしました。
そのA先生のエッセイです。
A先生は、文字によるエッセイを何作かお書きになられていますが、こちらはまんがによるものです。
何故トキワ荘に大勢の漫画家があつまってきたのか。
「最初に、安孫子にあったのが大きい」と寺田ヒロオ氏が語っておられたことを憶えています。
それがどういうことか。この作品をお読みになればわかってくると思います。
暖かで、愉快な人柄もですが、周りの人にいつも感謝しておられます。
好奇心に満ち、ユーモアで楽しませ、他人の好意を素直に喜びます。
A先生は生家がお寺であったとか。
ある意味、菩薩のよう。
自分のことをこんな風に語ることができればいいな、と思いました。
素晴らしいエッセイです。
あしたのジョー2 Blu-ray Disc BOX1
作品内容についてはもう言うことありません。時を経ても素晴らしいものは素晴らしい。特に丈が減量に苦しんで臨む金竜飛戦のエピソードなどは大好きです。
自分は以前発売されたDVD-BOXを購入しましたが、ソースが古いにもかかわらずその画質の良さに驚きました。
フルHDのディスプレイにHDMI接続してアップコンバートすればさらに美麗で画質的には十分です。
なので、DVD版を持っていない方は購入を検討されても良いのではと思います。
あしたのジョー <Blu-ray>スタンダード・エディション
漫画アニメ「あしたのジョー」は、講談社の『週刊少年マガジン』に、
1968年(昭和43年)1月1日号(発売日は昭和42年12月15日)から1973年(昭和48年)5月13日号にかけて連載され、
累計発行部数は2000万部を越えました。連載中の社会的反響はすさまじく、
ジョーのライバルである力石徹が死んだ時には東由多加によって実際に葬儀が行われました。
TVアニメは1970年(昭和45年)4月1日〜1971年(昭和46年)9月29日、毎週水曜19時〜19時30分にフジテレビ系で全79話が放映されました。
矢吹丈にあおい輝彦が、丹下段平の声を藤岡重慶が、力石徹を仲村秀生が声優をたんとうしました。
「ジョー、立て立て、立ち上がれー」と、リングサイドからだみ声で叫ぶ丹下段平。
「おっちゃんー、いい加減にしてくれよー」と、投げやりで汚れきった顔でせせら笑うジョーの気だるい声。
闘う筋肉に覆われた情熱の塊のような低くこもる力石の声! 団塊の世代にとっては、未だに懐かしいアニメ漫画でしょうね。
今度の実写映画の「あしたのジョー」の丹下段平の役の香川照之は、迫真の演技でした。アニメに勝るとも劣らない迫力でした。
アニメキャラクターの実写映画化というのは、近頃多くなりました。以前にも木村拓也主演で『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の戦闘シーンがありましたが、
あのダサイ映画よりも「あしたのジョー」の拳闘シーンの方が数段よかったです。
矢吹丈役の『山下智久』の腹筋の波打っている筋肉質の体格には吃驚しました。
力石徹役の『伊勢谷友介』が、汗をしぽり減量して疲弊した末に計量するシーンは、骨ばっていながら筋肉に被われていて迫力がありました。
『香川照之』が、映画の宣伝マンになってあちこちの番組に登場して「丹下段平」の歪んだ坊主頭を曝している姿は、凄い俳優だなぁ!とまたビックリです。
日本がまだハングリーな時代、闘うことが生きる条件であった団塊の世代にとっては、寂しくも懐かしい無常の喜びの映画ではないでしょうか?
いきなりBlu-rayで発売とは、お金持ちの団塊世代向けかな?
あしたのジョー プレミアム・エディション(2枚組) [DVD]
☆久々に「涙」しましたよ。エンディングも素晴らしいですよ。「矢吹+力石」=少年マガジンで熱くなった。今年55歳のおじさんですが、「涙」しました。丹下さんGOOD+ 各キャラクターも(役者さん)バッチリ!でした。40年前がふつふつと(時代背景もGOOD)良くあのっ戦後の風景(ドヤ街)
☆上手に、出来てましたね。私たちの時代でした。懐かし〜〜〜〜ィ
☆最初、所詮、邦画と馬鹿にしてましたが、とんでもなく「名作」でした。力石の伊勢谷さん「素晴らしい役者さんですよ」感動しました。
☆スローでのカメラワークも新鮮で、面白かったです。子役の女の子も、漫画のキャラにそっくりでしたよ。
☆ジョーの髪の毛が、「真っ白になって…」椅子に座ってENDのシーンも、ふつふつと湧いてきて「涙が…」
☆「いい映画有難うございました」