アリョーシャ! 01 (ヤングキングコミックス)
近藤るるるといえばファミ通の代名詞みたいな漫画家さんですが他でもちょくちょく書いています。
今回はヤングキングOURSで連載開始。『HELLSING』とか『ナポレオン〜獅子の時代〜』とかがやってる雑誌でこんなほのぼのした絵柄の漫画書いて大丈夫なのかと心配しましたが、なかなかどうして負けていません。
この作品はドラマチックな展開や恋愛などではなく、ひたすら主人公のアリョーシャを愛でる作品です。
近藤先生の趣味嗜好がこれでもかと詰め込まれたアリョーシャは、見ているだけで読者を幸せにしてくれます。ぜんぜん喋らないのに癒されます。
そういう漫画です。
アリョーシャ! 03 (ヤングキングコミックス)
3巻では、本当の日常シーンはありません。
誰かしらが命を落としかねない危機が常に差し迫っています。
この巻はアリョーシャの本領発揮です。
格好良く活躍する様を存分に楽しめます。
殺し屋の「この次会う時は覚悟しておきなさい!」という捨て台詞に対し、
アリョーシャの「次など無い」の言葉とともに繰り出される絶命の一撃。
柔らかな雰囲気の絵柄と対照的に、クールな内容。
このアンバランスさがたまりません。