ラスト・ワルツ〈特別編〉 [DVD]
入手して一気に見ました。昔見た映像には無かったシーンがけっこうあり、すべてが良かったです。特にメンバーのインタビューに妙な人間臭さがあり、驚きもありました。最後にスティルスが出てきてニールヤングらとギターを弾いているのが印象的でした。映画で見た人は懐かしく、当時見れなかった映像があるのでけっこう感傷に浸れます。
ダイヤモンド・エイジ (海外SFノヴェルズ)
彼の作品を未読の人には、買うのをためらってしまいそうな厚さの本。 しかし是非一読して欲しい。
現在より数段コンピュータ技術の応用が進歩した時代が舞台でありながら、
先史ながらの身分社会が厳然と残っている。 その時代のミックス観は、その両時代の中間に位置する我ら読者を身近に手招いてくれるようだ。
SFの理論、ファンタジーの浮遊感、エンターテイメントの興奮を併せ持つスティーヴンスンを、どうぞ体験してみてほしい。
前作スノウ・クラッシュから本作、そして次作のクリプトノミコンと、作品を重ねる毎に、やや読者年齢層を上げていっている観があるので、初めて彼の作品を読むのなら、2作目のこれを薦めたい。
The Best of Neil Diamond
安いけど、簡単な解説がついています。歌詞は付いていませんが、インターネット探せますから問題ありませんね。新しいiTunes7ではアルバムジャケットを検索してくれましたが、結果はご自身でご確認を。久しぶりにBostonで野球を見たので、8回裏のSweet Carolineを聞きたくなって、このCDを買いました。
ダイヤモンド・エイジ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
圧倒された。物語は、多くの近未来SF同様、この特異な世界の存在を当たり前の前提として受け入れている読者に向けて語られるという形で進むのだが、その前提とされている世界があまりに独創的で大きな広がりをもっているので、読み始めたとき、あまりのわからなさに戸惑い、読み通せるかたじろいだが、読み進めていくと、そのわからなさがむしろ楽しく、快感になっていった。最後までわかりにくいことはわかりにくく、わからないこともいろいろと残るのだが、物語の世界に入っていくと、語られないことの背後にも膨大な世界が広がっていることが自然に感じられ、自分はのぞき窓から膨大に広がるこの特異な世界の一部を垣間見たのだという気持ちになっていく。SF読者以外の人にも読んで欲しい。