フォーガットン [DVD]
最初の30分くらいは、普通のサスペンスかなと思って観ていましたが、時間が経つにつれだんだん違う方面に。
見終わった後には、結局そういうことなのねという感じにさせられ、意外な展開に対して私はちょっと残念な感じになりました。
何も情報がない状態で鑑賞すれば、それはそれで見ごたえがある映画かもしれませんが、人によるかも?という感じです。
フォーガットン [DVD]
・「シックス・センス以来、最も衝撃的なスリラー」とパッケージにあれば、誰もが「ソッチ系か…」と思うはず…
・しかしながら観始めると… これは何か、政府か企業等の巨大陰謀が絡む「サスペンス系」じゃないの?? と思い始め…
・とあるシーン(しかも一瞬!!)で「やられた〜っっ!! アッチ系じゃん!!」となるでしょう… (このレビューが「一体何を言いたいのかわからん!!」ヒトは、観終わったら理解していただけるかと…)
・予備知識無しで観た方がいい作品だと思います… 因みに自分は2〜3回レンタルで観た上、マイ・コレクションとして購入までしてしまいました!
フォーガットン [DVD]
これは非常にハリウッドが好みそうなストーリーではないだろうか。過去にも同じような内容の映画は何本もあるので斬新なアイディアではないのだが、この手の超常現象(?)を好む人や未知の世界の扉を開きたい人には好意的に受け入れられる作品だと思う。好みの問題なのだが、前半のムードが良いのでこの雰囲気を壊さないでほしかった。後半の展開は無理がありすぎるのではないだろうか。しかも、人間を拉致したと思われる宇宙人かあるいは人類を遥かに超越した知的生命体はその存在や何のために実験を永遠に繰り返しているのか説明が皆無なため突拍子もないストーリー展開という印象が残ってしまう。ただ、この手の映画はどれも確信的な部分はグレーゾーンになっているから方法論としては間違っていない。彼らの存在や行動原理にまで触れてしまうと違う映画になってしまうだろう。秋の夜長にミステリー小説を読むミステリー・ファンやサスペンス・ファン向けの作品ではないだろうか。もちろん傑作ではないから、コーヒーでも飲みながら気楽に見るのが良いだろう。
The Long Forgotten Friend
イリノイ州はシカゴ発、そしてgraveface records主催者であるryan gravefaceことryan manonによるband、dreamendの2nd albumの日本盤。
リリースはhappy princeから4枚目、gravefaceからは28枚目。
元々postrrockやslowcore、shoegazer等といったスタイルで認知されていたけれども、今作ではryan manonのvocalを前面に出して、dream pop、Psychedelicのエッセンスも含んだ、非常にemoな1枚に仕上がっています。
今までのスタイルからの変貌に戸惑うのかもしれませんが、postrock出身で音響的なサウンドや、深遠・悲哀と言った言葉で飾れる雰囲気は、活動を通して貫かれていると思います。
今作の背景には沢山の人間が関わっていて、trk-2,4ではoctopus projectのtoto miranda氏がdrumで、trk-3,9ではkid dakotaのdarren jackson氏がguitarで参加。
また半数の曲のmixを行ったjohn congleton氏は、explosions in the skyやmodest mouse等のmixも手がけてきた人物です。ちなみに日本盤のジャケットの、とても素敵なパッチワークデザインはmichilu sugawara嬢主催のchimeraによるもの。
タイトルの"the long forgotton friend"とは、ryan氏本人の、叔母の事だそうです。