臆病者と呼ばれても―良心的兵役拒否者たちの戦い
~ おもしろかったです。
人を傷つけるのはいけないことだから、戦争には協力しない――ものすごく
シンプルな信念ですが、実際に「こと」が起きたとき、つらぬける人がどれだ
けいるでしょう? それを実行しちゃった人たちが第一次大戦のときにすでに
いて、しかも彼らをサポートする組織までできていたなんて、おどろきました。
こういうことも、歴~~史の授業で教えてくれればいいのに……。
薄い本ですし、あっさり読めます。たしかにこの本を読んで、自分から行動
を起こすまではいかないかもしれないけれど、そういう人たちがいたことを知っ
てるか知らないかは、けっこうちがうと思います。(でも、いざっていうとき
に何かできるかなあ……?)
良心的徴兵拒否者ってナニもの?って人にお勧め~~です!
~
良心的兵役拒否の潮流―日本と世界の非戦の系譜
この本にて取り上げられている方々(一部を除く=後述)の揺るぎない「良心」には、当時の厳しい状況に鑑みれば、頭の下がる思いがします。
ですが、ここでの「良心」の意味するところは、キリスト教において、理由の如何を問わず殺生を厳に戒める旨の教義を掲げる一部宗派が存在してをり、その戒めを破らば、“死後の審判”において“永遠の死”という裁きが下されることへの“恐怖”にほかならないものです(この本で取り上げられている方々はその宗派の信仰者です。ただ掛け値なしに反戦平和への想いも持っていたこともたしかでしょう)そしてこの「良心」を理解できるのは、基本的にはキリスト教徒(あるいはユダヤ教徒・イスラム教徒)のみであり、ほかの異教徒や唯物論者(:共産主義者)には理解し得ない(ハズの)ものです。
また、先進国の軍隊においては、運用に高度な専門知識を必要とする兵器が主軸となってきたので、多数の兵員を擁することが戦力的にも無意味になってきたことが、「奉仕活動」を以って「兵役」の代替となす国々が広がってきている背景としてあります。
(このことは、徴兵制から志願制への移行についてもいえます。ですから、この「良心的兵役拒否」が必要となるのは、前提として徴兵制が布かれている国であり、(上述にて「一部を除く」とした)「反戦自衛官」氏の行為を、戦前の先駆者の方々と同一のものとして含めるのは不適当ではないかと思います)
徴兵制と良心的兵役拒否―イギリスの第一次世界大戦経験 (レクチャー第一次世界大戦を考える)
第一次世界大戦で初めて徴兵制度に直面したイギリスの人々が何を考えたのか、徴兵制度導入と良心的徴兵忌避運動の推移を追っています。強制徴募制度なども視野に入れるとなおよかったと思いますが、この紙幅では無理かもしれません。大戦期思想史の入門書であると同時に、「自由を守る戦い」を唱えるなら一読しておくべきでしょう。
待ちくたびれて [DVD]
グンちゃん観たさに鑑賞したのですが…予想以上に良かったです。恋愛したくなってしまいました。若いっていいな…2年も恋人と離れるのは辛いですね。自分は1年なら経験あるんですが、かなり寂しかったのでちょっと思い出しながら観ました。グンちゃんの下着姿で恋人とラブラブなシーンがあって、メロメロになっちゃいました☆