Live at the Old Waldorf
マイケル・ブルームフィールドはライヴ音源が多くアル・クーパーとの2作品、さらに"永遠のフィルモアウェスト"とその兄弟作…ニックグレイブナイツ名義の"マイ・レイバー"以上4作品はいずれも素晴らしい物で私の宝物ですがこのライヴ盤も凄く良いし貴重だ! 一曲目のブルースメドレーが74年の音源で他はすべて76年から77年にかけての半年間のクラブギグからの音源となりつまり冒頭で述べたライヴ系やもちろんエレクトリックフラッグやKGBも既に終わってるしマイペースに一息ついていた時期なのか? 地元のクラブにレギュラーで出演し毎週のようにこんなライヴを行えることが嬉しかったのだろうか?のびのびとプレイするバンド…相変わらずニック・グレイブナイツも参加しているしマイケルのブルースギターも円熟の域だ! そんなブルースライヴの雰囲気が充満していて目を閉じてボリュームを上げるとライヴの光景が浮かんできてまるでその場にいるような臨場感を味わえる。 最高!
Super Sessions
とはよく名付けたものである。ある意味では我田引水的な響きもあるが、当時のポップス業界を思えば、比較的芸術志向の強いジャズ界で起こっているようなバンドやレコード契約間の交流セッションを公にする事が少なかったのかもしれない。
ブルームフィールドとクーパー、つまりディランの「61号線再訪」で顔を合わせた二人のセッション・マンがつるんでブルース・ロック・セッションをしようとなった訳なのである。
この時代、相変わらずブルームフィールドのギターが冴え渡っているのが目玉で、そこにクーパーのセッションの発想が重なって話題を提供、後に出された「フィルモアの奇蹟」のプロモーションにも相乗りして、日本でも予想以上のブームを作り上げた作品だった。
冒頭を飾る「アルバートのシャッフル」は当時のギター少年の憧れの一つであり、ブルームフィールドを代表するインストルメンタルでもり、学際のバンド演奏などでも数回見掛けた事のある人気素材曲だった。当時は多くのファンこれが本物のブルースだと勘違いしていたものだった。でも、それだけインパクトがあったアルバムだと言うことなのだ。
流石にブルームフィールドがイニシアティヴを取っていない曲になるとクーパーのヴォーカルが弱かったり、スティルスのギターに物足りなさを感じるのだが、全体としてコマーシャルにプロデュースされてきたポップスの流れに杭を打ち込んだ気概を感じるものである。ただし、スティルスに関してはアコースティックなセッションも取り入れるべきだったと個人的に感じているのだが、その話は横に置いておくとしよう。
本作はアフレコのホーンが取り除かれたネイケド・ヴァージョン等をボーナスに加えたリマスター盤である。
コロンビアのニューロック売り出し時代のメモリアルなアルバムだった。良い時代だった。
フィルモアの奇蹟
個人的にはこのレコードがロックの歴史を変えたような気がしている。
演奏力のある実力派が前面に出てくるようになったのはこのレコード(当時)からであったような。ライブというのがこんな生々しいものとは想像も出来なかった時代の歴史的証言でもあります。表紙(ジャケット)はノーマン・ロックウエルで当時でも一線を画した雰囲気がありました。
ギブソン・レスポール 黒 ギター スモール 携帯ストラップ Les Paul Guitar Cell Phone Strap
ほんとは布袋モデルのストラップがあればよかったんですが
なかったものでこれを購入。
いい感じですよー。