エアポート'75 (ユニバーサル・セレクション2008年第12弾)【初回生産限定】 [DVD]
大地震と同時に撮影された本作ですがお手軽感などなく大地震より観ごたえのある作品となっています。ヘストン氏のヒーローっぷりが群像劇であった大空港とは違って当時中学1年の私にはかっこよく映りました。恐らくエアポートシリーズ最高傑作でしょう。
エアポート'75 [DVD]
「エアポート」Seriesの2作目であり(1作目の邦題は「大空港」)、「ポセイドン・アドベンチャー」から始まったと思われる
Disaster Panic Movie Boom(単語の羅列でお許しください)の中で製作された1本で、
今では考えられない74年当時の豪華Castingが売り物の超娯楽大作である。
今観ると、恐るべきご都合主義で貫かれており、特撮(CGじゃないですよ)もショボイんですが
手作り感が妙に郷愁を誘い、5年に1回は観たくなる、私にとって貴重な作品でもあります。
小型飛行機がJumbo機と接触事故を起こし、操縦席に風穴が開くなんて設定だけでも凄いじゃありませんか。
あの手この手の救出劇も、結構見応えがありますし、最後の奥の手はFlight Attendantに操縦桿を握らせるなんぞ
ホンマニ何度観ても、手に汗握りまっせ。
それにしてもチャールトン・ヘストン。
その存在だけで、作品そのものに風格を与える俳優って、今のAmerica映画界に居ますかねぇ?
一応、主役ですけれど、事故ったJumboには乗ってませんし、猿と戦うわけでもなし、戦車競技に参加するわけでもありませんが
観終わった後は、やっぱりヘストンの映画だったなぁと思ってしまいます。
ジョン・カカヴァスのScoreも当時のこの手のScaleの大きな作品に非常にMatchしており、
同じジョンでも、ジョン・ウィリアムズやジェリー・ゴールドスミスと遜色なかんべぇです。
最後に一言。
劇中、尼さん役のヘレン・レディが歌を1曲Serviceしてくれますが、これって日本で言えば、Folk歌手のイルカが歌うって事?!
うーん、America映画で良かった...
エアポート’75 [DVD]
数ある「大空港」の続編の中では一番の出来だと思います。衝突事故でコックピットに穴の開いたジャンボジェットを無事着陸させるというのがメインのストーリーで、最近の派手なアクション映画に較べると地味な内容とも云えますが、それだけに、例えば山にぶつかりそうなジャンボ機を、微妙に軌道制御して高度を上げて乗り切るシーンなど、なかなかリアリティの感じられる演出がされています(セスナとの正面衝突という事故のリアリティは別としても)。
個人的には、乗客の一人のシスター役で出演している、美しかりし頃のヘレン・レディが、病気の少女(これまたエクソシストの頃の可愛らしいリンダ・ブレア)を勇気づけるためにギターを弾きながら歌うシーンが一番気に入ってます。他の乗客があまり派手なことしないので、いわゆる「事故前の乗客人間模様」の場面は、ヘレンがいいとこ全部もってっちゃった感じです。でも美しいから許せる。
大人の映画音楽 100
このアルバムのタイトルの「大人」が何歳を指すのかわからないのですが、年代・ジャンルにとわず映画を好きな方にお奨めのCD。
私は「魅惑のワルツ」が聴きたくて購入したのですが、他にも有名どころの音楽が入っています。また、見たことの無い映画の音楽もそれ自体で聴く価値のあるものばかりなので買って損は無いと思います。音源もかなり綺麗です。このCDで知った映画も結構あるので、映画のほうを見てみようかなという気持ちも起こりました。
しかもこの値段で100曲入っているのはお徳だと思います。
ただ、個人的に「フラッシュゴードン」にはQUEENバージョンを入れてほしかったです。
私はQUEENファンですので。その点だけ差し引いて★4つ。
エアポート’75 [DVD]
若い人が初めて観るとつまらない内容と思われるかもしれないが、当時これは最高のパニック映画のひとつでした。この映画が当時の人々にどれだけインパクトを与えたかは、そのパロディ版さえ存在することから窺い知ることができる:
フライングハイ [DVD]
今回あらためて本作品を鑑賞したが、実はパロディ版に引けを取らないくらいに笑えます。
バスの乗降口からカメラを首からぶら下げた日本人らしき人達らも映っているし、ハリークリシュナもいるし、ぐでぐでのアル中のおばさんや、機長がコックピット内で葉巻を吹かしているし、もう、お笑いシーンがてんこ盛りです。
この映画の一番の見所はナンシー、彼女の名演そのものではないでしょうか。前半はオチャラケかもしれない。でも、後半はおもしろいよ。