狗神 [VHS]
冒頭で高知の山里の映像と共に流れる挿入歌が美しく悲しい。これを聴くと主人公2人の出会いからラスト、すべてが頭の中に流れてくる。
内容に関しては、原作を知らない者にとってこの映画は難しすぎるし、肝心の「狗神」とは何だったのか。狗の神様でも出てくるんかなと思っていたらただの近親相姦だったような。でも、何度も観てしまうのが不思議。
そして天海祐希さんはこの映画でMISTYに次ぐ大胆な濡れ場を披露したわけですが、一番エロスを感じたのは以外にも濡れ場ではなく、真っ白な脚を太ももまでさらけ出し水中をじゃぶじゃぶと足踏みするシーンでした。天海さん、もの凄い美脚です。
内容に関しては、原作を知らない者にとってこの映画は難しすぎるし、肝心の「狗神」とは何だったのか。狗の神様でも出てくるんかなと思っていたらただの近親相姦だったような。でも、何度も観てしまうのが不思議。
そして天海祐希さんはこの映画でMISTYに次ぐ大胆な濡れ場を披露したわけですが、一番エロスを感じたのは以外にも濡れ場ではなく、真っ白な脚を太ももまでさらけ出し水中をじゃぶじゃぶと足踏みするシーンでした。天海さん、もの凄い美脚です。
狗神 廉価(期間限定) [DVD]
この映画の原作は、坂東真砂子の同名小説である。原作に忠実というわけではないが、要点はうまくまとめられている。
ところどころに挿入される杉山の情景は、山深い山村の静謐さを表現するようで美しい。
薄幸の美人を演じきった天海祐希を筆頭に、朴訥な裏に怨嗟を隔した村人たちを演じた俳優陣にも好感がもてた。
ただ、話の中心になるはずの「狗神」が、ないがしろにされているように感じた。もっと狗神が人を喰うような恐ろしさの演出がほしかった。
ところどころに挿入される杉山の情景は、山深い山村の静謐さを表現するようで美しい。
薄幸の美人を演じきった天海祐希を筆頭に、朴訥な裏に怨嗟を隔した村人たちを演じた俳優陣にも好感がもてた。
ただ、話の中心になるはずの「狗神」が、ないがしろにされているように感じた。もっと狗神が人を喰うような恐ろしさの演出がほしかった。
パライゾの寺 (文春文庫)
坂東氏の小説の中でも最高傑作の一つだと思う。
特に表題作の「パライゾの寺」はすばらしい。
淫靡で美しく、はかなくて強く、無垢ゆえの崇高さ。
単体でも光る作品だけれど、他の作品とともにこの短編集としてまとめられたことで、さらに輝きを増したと思う。
特に表題作の「パライゾの寺」はすばらしい。
淫靡で美しく、はかなくて強く、無垢ゆえの崇高さ。
単体でも光る作品だけれど、他の作品とともにこの短編集としてまとめられたことで、さらに輝きを増したと思う。
死国 [DVD]
莎代里と比奈子とその彼は幼い頃からの友人。莎代里は彼が好きだった。イタコだった莎代里の母は娘を蘇らそうと遍路を逆に巡る。父はそれを止めようとしたばかりに全身不随に。故郷に戻って彼と親しくする比奈子に地元の人間は良い顔をしない。やがて遍路を終えた母親が戻ってきて…
「お遍路さん」…小学校の頃学んだ記憶がありますが、同じ日本でも知らぬことが多いなぁ。イタコの風習も知らない。そんな今となっては日本のあまり知られない風習を美しい日本人形のような莎代里が熱演。こんな美少女にだったら黄泉の国に引きずりこまれてもいいかも。故郷に逃げ込もうとも故郷はそれなりに厳しい現実を背負っています。外に出て行った人間をやさしく受け入れる場ではなくなっているのです。
「お遍路さん」…小学校の頃学んだ記憶がありますが、同じ日本でも知らぬことが多いなぁ。イタコの風習も知らない。そんな今となっては日本のあまり知られない風習を美しい日本人形のような莎代里が熱演。こんな美少女にだったら黄泉の国に引きずりこまれてもいいかも。故郷に逃げ込もうとも故郷はそれなりに厳しい現実を背負っています。外に出て行った人間をやさしく受け入れる場ではなくなっているのです。