北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]
この名作を、このようなすばらしい画質・音質で自宅で鑑賞できることの幸せ。
色彩もすばらしい。
自宅では100インチのスクリーンにプロジェクターで投影しておりますが、とてもフィルムっぽい、映画っぽい仕上がりでした。
また、宝物が一つ増えた気分です。
色彩もすばらしい。
自宅では100インチのスクリーンにプロジェクターで投影しておりますが、とてもフィルムっぽい、映画っぽい仕上がりでした。
また、宝物が一つ増えた気分です。
北北西に進路を取れ(ノートリミング版・ビスタサイズ) [VHS]
ミステリーやサスペンス、推理小説を元に映画化するいうパターンはよくあるが、ヒッチコック監督は映像で製作する為にミステリー、サスペンスを組み立てた人である。モダンやポスト・モダンという時代分類を超えて遺る作品、何と称していいか適切な言葉が見つからないが、最早クラシックとしか言い表しようのない完成度の高い作品である。
一般的には主人公の視点だけで描かれがちだが、色々と伏線があるのではないかと思って観ていると、意外な視点が明かされる。そのことが分かった視聴者は、これからどうなっていくのかが気になると同時に、分かったことを前提にストーリーが破綻しないように進められるのだろうかと気をもたせられる、という新しい感覚が次々に湧いてくる。と思いきや新たな展開が起きる。次にそう来たかと思っていると、えぇっそう行くかと意外な展開に次ぐ展開となっていく...視聴者の感覚を次々に変化させ、最後まで飽きさせない。しかも筋が通っていて、人の気持ちや心の動きも描かれている、完成された作品!
しかし二度見は勧めません。色々と辻褄が合わないとか、それは都合が良過ぎるでしょうと見えてきてコメディになるので。これは、一発勝負ものです!
一般的には主人公の視点だけで描かれがちだが、色々と伏線があるのではないかと思って観ていると、意外な視点が明かされる。そのことが分かった視聴者は、これからどうなっていくのかが気になると同時に、分かったことを前提にストーリーが破綻しないように進められるのだろうかと気をもたせられる、という新しい感覚が次々に湧いてくる。と思いきや新たな展開が起きる。次にそう来たかと思っていると、えぇっそう行くかと意外な展開に次ぐ展開となっていく...視聴者の感覚を次々に変化させ、最後まで飽きさせない。しかも筋が通っていて、人の気持ちや心の動きも描かれている、完成された作品!
しかし二度見は勧めません。色々と辻褄が合わないとか、それは都合が良過ぎるでしょうと見えてきてコメディになるので。これは、一発勝負ものです!
ヒッチコックに進路を取れ
ご存じ山田宏一と和田誠、“愛”を以て映画を語らせたらこの人たちの右に出る者はいないであろう博覧強記なふたりが、アルフレッド・ヒッチコックについて大いに語り明かす。このプログラムを聞いただけで心踊らない映画ファンが果たしているだろうか?なんて、尊大な事を思ってしまうくらい、中年映画ファンには嬉しい1冊。
イギリス映画の記念すべきトーキー第1作でもあるデビュー作「ゆすり」から、遺作の「ファミリー・プロット」(私が、唯一リアルタイムに“間に合った”作品)まで、その演出テクニック、小道具、衣装、メークアップ、主演スターから脇役までの俳優陣に製作背景までが、各場面のディテールを微に入り細に入り描写しながらたっぷり語られる。
「北北西に進路を取れ」なんて、そのサスペンスとユーモア感覚とケーリー・グラントの魅力を余す事なく紹介されていて、そんなに傑作だったかともう一度観直してしまった(笑)。
私は、全36作中14作しか観ていない。だからおふたりの語っている内容が理解できない部分が多い。すごく残念だし、口惜しいのだけれど、それでも本書を読み続けていくのは楽しい。それは、何より映画が好きで好きで堪らないふたりの語り口に心地良く酔わされるからである。
和田による多くの挿絵も素敵だが、「裏窓」や「ダイヤルMを廻せ」など、かっての名著「お楽しみはこれからだ!」で初出されていたモノが使われていたのが懐かしかった。
今回はヒッチ作品オンリーだったが、おふたりには、今後も、サスペンス、コメディ、ラヴ・ストーリー、西部劇・時代劇、ミュージカル、フランス映画、日本映画等ジャンル別に大いに語って頂きたいものである。
イギリス映画の記念すべきトーキー第1作でもあるデビュー作「ゆすり」から、遺作の「ファミリー・プロット」(私が、唯一リアルタイムに“間に合った”作品)まで、その演出テクニック、小道具、衣装、メークアップ、主演スターから脇役までの俳優陣に製作背景までが、各場面のディテールを微に入り細に入り描写しながらたっぷり語られる。
「北北西に進路を取れ」なんて、そのサスペンスとユーモア感覚とケーリー・グラントの魅力を余す事なく紹介されていて、そんなに傑作だったかともう一度観直してしまった(笑)。
私は、全36作中14作しか観ていない。だからおふたりの語っている内容が理解できない部分が多い。すごく残念だし、口惜しいのだけれど、それでも本書を読み続けていくのは楽しい。それは、何より映画が好きで好きで堪らないふたりの語り口に心地良く酔わされるからである。
和田による多くの挿絵も素敵だが、「裏窓」や「ダイヤルMを廻せ」など、かっての名著「お楽しみはこれからだ!」で初出されていたモノが使われていたのが懐かしかった。
今回はヒッチ作品オンリーだったが、おふたりには、今後も、サスペンス、コメディ、ラヴ・ストーリー、西部劇・時代劇、ミュージカル、フランス映画、日本映画等ジャンル別に大いに語って頂きたいものである。
北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]
ミステリーやサスペンス、推理小説を元に映画化するいうパターンはよくあるが、ヒッチコック監督は映像で製作する為にミステリー、サスペンスを組み立てた人である。モダンやポスト・モダンという時代分類を超えて遺る作品、何と称していいか適切な言葉が見つからないが、最早クラシックとしか言い表しようのない完成度の高い作品である。
一般的には主人公の視点だけで描かれがちだが、色々と伏線があるのではないかと思って観ていると、意外な視点が明かされる。そのことが分かった視聴者は、これからどうなっていくのかが気になると同時に、分かったことを前提にストーリーが破綻しないように進められるのだろうかと気をもたせられる、という新しい感覚が次々に湧いてくる。と思いきや新たな展開が起きる。次にそう来たかと思っていると、えぇっそう行くかと意外な展開に次ぐ展開となっていく...視聴者の感覚を次々に変化させ、最後まで飽きさせない。しかも筋が通っていて、人の気持ちや心の動きも描かれている、完成された作品!
しかし二度見は勧めません。色々と辻褄が合わないとか、それは都合が良過ぎるでしょうと見えてきてコメディになるので。これは、一発勝負ものです!
一般的には主人公の視点だけで描かれがちだが、色々と伏線があるのではないかと思って観ていると、意外な視点が明かされる。そのことが分かった視聴者は、これからどうなっていくのかが気になると同時に、分かったことを前提にストーリーが破綻しないように進められるのだろうかと気をもたせられる、という新しい感覚が次々に湧いてくる。と思いきや新たな展開が起きる。次にそう来たかと思っていると、えぇっそう行くかと意外な展開に次ぐ展開となっていく...視聴者の感覚を次々に変化させ、最後まで飽きさせない。しかも筋が通っていて、人の気持ちや心の動きも描かれている、完成された作品!
しかし二度見は勧めません。色々と辻褄が合わないとか、それは都合が良過ぎるでしょうと見えてきてコメディになるので。これは、一発勝負ものです!
北北西に進路を取れ【字幕ワイド版】 [VHS]
プロットがとってもよく出来た映画。ケーリー・グラントは軽い感じの二枚目で、彼の出たヒッチコック作品の中ではこれが一番合っていると思う。また、エヴァ・マリー・セイントはちょっと中原理恵に似ているが、美しくスタイルもいい。特典映像の中のインタビューで、ケーリー・グラントの素顔が暴露されていてこれには笑った。彼は撮影が長引くと一日5000ドル(今でもすごい額だと思う)要求し、サインは1枚15セント、勘定を払う段になるといつの間にか消えているという徹底したケチだったらしい。特典映像には現在のエヴァ・マリー・セイントが登場するのだが、昔が美しかっただけに老いた姿は見ていてかなりつらかった。