ＮＨＫ「国盗り物語」は、前半が斎藤道三、後半が織田信長が主人公。
　特に、前半の道三が出色！
　近い所では、数年前のNHK大河の「秀吉」に品格と大胆さが加わった人物という感じです。（と言うと秀吉に悪いけど）
　乞食同然のところから始まり美濃国主になるまで、天衣無縫というかすがすがしい
大胆さでのしあがってゆく様は、現代人への一種の問いかけとも言える、気も、します。
　道三（平幹二朗）に関わるお万阿（池内淳子）や深芳野（三田佳子）の美貌と、
余りにものんきな殿様・頼芸（金田龍之介）のキャラクターも見物です。
　ただ、残念な事に、もはやNHKにもマスターテープは現存せず、残っているのはこの総集編だけ…
　それだけ貴重な総集編ではあるのですが、どこかに全編残ってないものでしょうか？

時代劇などで多くの歴史上の人物を演じている高橋英樹さん。演技するばかりではなくて、本人「大の歴史好き」だそうです。50年の役者人生で演じた人物について、高橋さん自身の見方や撮影したときのエピソードがてんこ盛り。大河ドラマで演じた織田信長、宮本武蔵のほか、坂本龍馬など日本人なら誰でも知ってるような人物から、よほどの歴史通でないと知らないようなマイナーな人物まで、すごく幅広く紹介されています。有名な「桃太郎侍」や「遠山の金さん」の話も出てきました。お城めぐりや、古地図を持って東京の街を歩いたりするのが趣味だそうで、個人的には高橋さんのそういう日常の生活までが垣間見れておもしろかったです。すべて本人の筆なのか分かりませんが、とても読みやすくまとめられています。

義経をモチーフにしたドラマ、脇役だけど「炎立つ」以来ですね。
　源義経や弁慶をはじめとするその周辺人物に関する歴史的な検証は未だ完成されていませんが、ストーリー的には良く出来ていると思います。滝沢秀明さんは当たり役ですし、松平健さんの「将軍様」を全く匂わせない弁慶役も私としては評価が高いです。
　源平合戦の山場になる一の谷の戦いや壇ノ浦の戦いも素晴らしい出来です。
平家方の武将を演じた阿部寛さんの熱演は印象的でした。

　大河ドラマ「義経」の最終的な評価は、平泉に戻ったラストシーンに委ねられるところが大きいと思います。

実際、
　　頼朝は義経の首実検に関わっていません
　　頼朝の主要部隊は厨川柵のある岩手県盛岡市辺りまでしか進軍しておらず、平泉方の落ち武者狩りを指示徹底していません（源家先祖の因縁、安倍氏の拠点が厨川柵であり、ここまで進軍した事で合戦の勝利と認定して鎌倉に帰った）
　　今でこそ文化交通流通が中央集中ですが、昔は地方国家みたいなものがあった時代、独自の交易交通ルートがあった可能性もあります
　　義経の最期に関わる決定的史料が現存しません

こういったことから、ドラマでは弁慶は奮戦し義経は自害しますが、
本当に平泉で討たれたのかは、厳密に言えば確証は持てないところでしょうか。
　蝦夷地へ（大陸へ）旅立つ義経も見てみたかったというのは、私ひとりだけのわがままなのでしょうか。

これは、通常の使用上、まったく問題なし。きれいに整備されていた。

早速取り寄せて読みました！いいねぇ！いいねぇ！とあっという間に読んでしまいました。高橋夫妻のお互いの思いやりに感動しました。大物芸能人っぽくない、普通のお父さん像に好感がもてます。奥様の美しさもさることながら、英樹さんが若く清潔感のあるおじさん（失礼！）でいることなどなど、我が家でも実践できること心がけることがいっぱい詰ってます。私は、ほろりと何回もきたけれど。自分のお父さん、旦那さま、ＢＦに重ねて読み進めるのも感慨深いです。
奥様、美恵子夫人のファンになってしまいました。ただ、残念なのは、写真が白黒なのが本当に残念！！