ナイトホークス〈下〉 (扶桑社ミステリー)
コナリーの作品は、登場人物の心情や背景を綿密に記述するため、主人公の立場で事件に巻き込まれてしまい、解決まで文字通り「目」が離せないのが特徴。主人公のボッシュが必ず正義を実現したいと思う心情や、犯人が事件を起こす動機が、強烈に人間味があるところが、物語に現実味を醸している。
この作品も処女作ながら、小さな何でもない事件から、大きな陰謀を解き明かすその過程が連続したシーンとして目に浮かぶように展開します。コナリーを試したことのない方は、是非、この作品をお勧めします。
また、コナリーを経験している方には、期待を裏切らない作品であることをお約束します。
この作品も処女作ながら、小さな何でもない事件から、大きな陰謀を解き明かすその過程が連続したシーンとして目に浮かぶように展開します。コナリーを試したことのない方は、是非、この作品をお勧めします。
また、コナリーを経験している方には、期待を裏切らない作品であることをお約束します。
ポスター エドワード ホッパー/ナイトホークス HR-13964
もともとホッパーのNIGHT HAWKSの絵が好きでした。本物は望むべくもなく、どうにかポスターのようなものを探し求めていました。とはいえ、この絵は色調や荒さ一つで大きく印象の変わる絵です。おそるおそる買ってみましたが、思ったより大きく、想像していた以上の素晴らしい雰囲気の伝わるポスターに感動しています。
家の壁に貼って愉しんでいます。
夜、ジャズでも聴き、このポスターを眺めながら、一杯やるものなかなかです。
家の壁に貼って愉しんでいます。
夜、ジャズでも聴き、このポスターを眺めながら、一杯やるものなかなかです。
ナイトホークス〈上〉 (扶桑社ミステリー)
著者のデビュー作。ある事件がきっかけで花形部署のLA警察署殺人課からハリウッド署に左遷させられたハリー・ボッシュ。死体発見の一報を受け、現場にかけつけたボッシュはそこでベトナム時代の戦友の変わり果てた死体と遭遇した。釈然としない何かを感じたボッシュ。やがてボッシュはLAで密かに進行中の巨大犯罪に巻き込まれていく…。
組織に馴染めず、一匹狼のハリーだが、心に影を引きずるハリーはヒーロー然とした主人公でもない。ハデなアクションも銃や武器に関するこまごまとした描写もないが、警察機構とFBIとの関係、緻密な場景描写でクライマックスまで次第に盛り上げていくストーリー構成はみごと。ラスト直前、ストーリーの先が見えてくるがあまり気にならず、ハラハラしながら最後までキッチリ読了、上・下2巻をいっきに愉しんだ。
映画化するとヒットしそうな作品。次作が愉しみな作家だが、訳がいまひとつ。
組織に馴染めず、一匹狼のハリーだが、心に影を引きずるハリーはヒーロー然とした主人公でもない。ハデなアクションも銃や武器に関するこまごまとした描写もないが、警察機構とFBIとの関係、緻密な場景描写でクライマックスまで次第に盛り上げていくストーリー構成はみごと。ラスト直前、ストーリーの先が見えてくるがあまり気にならず、ハラハラしながら最後までキッチリ読了、上・下2巻をいっきに愉しんだ。
映画化するとヒットしそうな作品。次作が愉しみな作家だが、訳がいまひとつ。
ナイトホークス
TVでたまたま流れていたGood-bye Marryが出会いだったと記憶しています。何年か後、いわゆるQ盤でデビューアルバムを手に入れ、既に完成されたシンプル&ストレートなハードロックであることに好意を持ち、他のアルバムも次々と揃えてゆきました。それから年余に渡り全てのアルバムを愛聴しています。リーダー・青木秀一のヴォーカルは日本のロックシンガーとして唯一無二な存在であると感じます。しかし、青木のソロアルバムや別のプロジェクトを聴けば、Night Hawksというバンド自体が如何に類い稀なグルーブを生み出していたのかよくわかります。ツインギターによるハイスピードサウンド、強力なリズムセクションといった、高い演奏技術の集合だけでは成立しない、まさに"chemistry"と呼べるものです。
特に1枚目と2枚目のアルバムはシンプルゆえに、色褪せるどころか聞き込むほどに新たな発見があります。他のアルバムと共に私のプレーヤーに長年常駐しており、つらい時期を迎えたときには何度も助けられております。残念ながら長らく活動休止中でネット上の情報も少ないのですが、機会があればいつか生で触れてみたい音です。その日に備え、まずはCDにて予習を(笑)。
特に1枚目と2枚目のアルバムはシンプルゆえに、色褪せるどころか聞き込むほどに新たな発見があります。他のアルバムと共に私のプレーヤーに長年常駐しており、つらい時期を迎えたときには何度も助けられております。残念ながら長らく活動休止中でネット上の情報も少ないのですが、機会があればいつか生で触れてみたい音です。その日に備え、まずはCDにて予習を(笑)。
NIGHT HAWKS
(正当な評価がなされていないと感じ、投稿します。IIと同内容。)
TVでたまたま流れていたGood-bye Marryが出会いだったと記憶しています。何年か後、いわゆるQ盤でデビューアルバムを手に入れ、既に完成されたシンプル&ストレートなハードロックであることに好意を持ち、他のアルバムも次々と揃えてゆきました。それから年余に渡り全てのアルバムを愛聴しています。リーダー・青木秀一のヴォーカルは日本のロックシンガーとして唯一無二な存在であると感じます。しかし、青木のソロアルバムや別のプロジェクトを聴けば、Night Hawksというバンド自体が如何に類い稀なグルーブを生み出していたのかよくわかります。ツインギターによるハイスピードサウンド、強力なリズムセクションといった、高い演奏技術の集合だけでは成立しない、まさに"chemistry"と呼べるものです。
特に1枚目と2枚目のアルバムはシンプルゆえに、色褪せるどころか聞き込むほどに新たな発見があります。他のアルバムと共に私のプレーヤーに長年常駐しており、つらい時期を迎えたときには何度も助けられております。残念ながら長らく活動休止中でネット上の情報も少ないのですが、機会があればいつか生で触れてみたい音です。その日に備え、まずはCDにて予習を(笑)。
TVでたまたま流れていたGood-bye Marryが出会いだったと記憶しています。何年か後、いわゆるQ盤でデビューアルバムを手に入れ、既に完成されたシンプル&ストレートなハードロックであることに好意を持ち、他のアルバムも次々と揃えてゆきました。それから年余に渡り全てのアルバムを愛聴しています。リーダー・青木秀一のヴォーカルは日本のロックシンガーとして唯一無二な存在であると感じます。しかし、青木のソロアルバムや別のプロジェクトを聴けば、Night Hawksというバンド自体が如何に類い稀なグルーブを生み出していたのかよくわかります。ツインギターによるハイスピードサウンド、強力なリズムセクションといった、高い演奏技術の集合だけでは成立しない、まさに"chemistry"と呼べるものです。
特に1枚目と2枚目のアルバムはシンプルゆえに、色褪せるどころか聞き込むほどに新たな発見があります。他のアルバムと共に私のプレーヤーに長年常駐しており、つらい時期を迎えたときには何度も助けられております。残念ながら長らく活動休止中でネット上の情報も少ないのですが、機会があればいつか生で触れてみたい音です。その日に備え、まずはCDにて予習を(笑)。