Ballade |
彼の抜群の歌唱力と艶のある美声は定評のあるところであるが、60歳を迎えて彼が何処へ向かおうとしているのかを窺わせてくれるCDかと思う。「歌い上げる」という拡大と上昇の歌唱法から一転して「歌の奥の心に沈潜する」謂わば深みや奥行を探し出し色づけしようとしているのかと思う。私見ながら、Jessye NormanがDido's Lamentを歌うのを聞く時や名人といわれる人たちの一調一声を聞いた時の感動を思い合わせて、「うた」が人の琴線に触れるにはいろいろな届き方があるのだろうと思う。人生経験を経た後に表現できる人の心の翳やひそかな哀しみと痛み、そういった一般の語彙から零れ落ちるものをファルセットで掬い取りたかったのかと解釈した。これからも多様な歌い方を試みて欲しい。只、私個人の好みからいえば、曲によっては「もう少し軽くさりげなく」歌って欲しい箇所が幾つかありました。 |
Personal Soundtracks |
すごく楽しみに待っていたアルバムです。
11曲目の「The Average Man Keeps Walking.」が収録されるとラジオで聞いて、フルで聴けるのを楽しみにしてました。 この曲は槇原さん自身もファンと公言している(番組に声優としても出演していました!) TOKYO−FM曲のラジオドラマ番組の為に書き下ろされた楽曲で、もちろん歌詞もかなりのファンぶりがうかがえます。 キラキラした朝日のような、「よし、今日もがんばろう。」って素直に思える大好きな曲で、ラジオドラマで聞くたびに本当に良い曲だなぁ〜って思います。 このアルバム、前作よりもストーリー性がハッキリしていて聴きやすかったです。 自分の気持ちを曲に寄せてシフトするのではなく、繰り返す日々の中にすでに「ある」気持ちや場面が本のページをめくるようにキチンとしたシーンとして区分されているので無理なく聞ける。 逆に言うと、どこで一旦止めてもちゃんと聴けるアルバムです。これはなかなか珍しい。 作りこみすぎず、聴く人の側に立ったセットリストだと感じました。 どこまでも、心優しいマッキーらしいなぁ・・・。 |
R35 Sweet J-Ballads |
本当に懐かしいな。本当にこの頃が一番良かった感じがするな。
音楽も映画もゲームなど全て含めてな。人間ってさあ、時代が進化して全てが便利に なればなるほど何か逆に虚しくなっていく感じがするな。変な事件も多くなってきたしな。 やっぱこのアルバムの曲聴くとさあ、懐かしいしやっぱいいな。本当にこの頃は良かったな。 |
君は僕の宝物TOUR’92 [DVD] |
本作とその前に出ていた「僕はここにいます。槇原敬之 一番初めのライブ」は槇原さんの初期のライブがビデオ化されたものでした。この2本が出た後、長い間ライブのビデオは出ていない状況が続いていましたので、ファンの方はこの二つのライブビデオをすり切れるほど見てたことと思います。私もその一人で、画像がぼやけるほどたくさん見た、大変な思い入れがある1本です。
今頃になってDVD化ということでなぜ? と思いましたが改めて見る機会ができてとてもうれしく思いました。 改めてみるとやっぱり、今と違う若々しさが良いですね。微笑ましく見てしまいます。槇原さんは活動を続ける内に作品も変遷を経ていますが、今も一貫して変わらない部分、そして変化した部分がわかります。 「大切なのは変わってくこと、変わらずにいること」 ってね。古き良きにおいも帯びていますが、まだ未見のファンの方はぜひ見てください。一生懸命歌うさわやかな槇原さんに出会えます。 |
NORIYUKI MAKIHARA SYMPHONY ORCHESTRA “cELEBRATION” [DVD] |
見る前は「クラシックでポップスって…。」と、
あまり期待していませんでした。 しかし、予想をはるかに裏切るほどの迫力! クラシックなのに、JPOPなのにとにかくかっこいい! コーラス部隊も一人ひとりがとても楽しそうに唄っており 見ているこちらまで一緒にハモリたくなってきます。 さらに音源だけをヘッドホンで聴くと、CDで聴くのとはまた違う コーラスや演出の効果で、歌詞がスーッと心に染み込んできて胸が熱くなります。 まっきーの新しい一面を垣間見ることが出来ました。 生で見たかったなぁ! |
KIDS 初回限定 『光』 [DVD] |
玉木宏くん目当てで映画を見たところ、さすが乙一さん。すごくいい映画でした。
小池徹平くん演じる繊細なアサト、栗山千秋ちゃん演じるかわいらしいシホと絡みあって、玉木くん演じる荒れているけれどどこかに誰かの愛情を求めているタケオがすごくよかったです。しかも、三人ともいつものイメージと違った役どころというのも、見ていて面白かったです。 「光」の特典ディスクには、玉木くんが小池くんにイタズラをしかける寸前の場面がっ!!麩菓子を食べた食べないの真相はいかに?小池くん本人のみぞ知るということでしょうか(笑)これを見れただけでも玉木くんファンの私にはうれしい特典でした。 |
槇原敬之の本。 |
幼い頃から音楽に慣れ親しんだ、マッキーのエピソード、とても興味深く読みました。
やはり音楽の神様はマッキーに微笑んだのですね。 道はひとすじ、ずっと続いていたんだな、と。 美しい声とメロディ、素敵な歌詞をわたしたちに届けてくれるために。 マッキーの「天賦の才能」をより明確に感じられる本です! |
うたう槇原敬之 |
槇原さんのファンであるからかもしれませんが、 普段、本を読まない私が、吸い込まれるように読める程 読みやすい内容です。CDと合わせると尚、臨場感はアップします。 槇原さんのファンは絶対読むべきだと思います! ファンで無くても、音楽をやりたいと思っている人、 いろんな方にお勧めです。 |