喰いタン DVD-BOX |
東山紀之のファンだたので買ってみたが、久々にはまった作品だった。
とにかく笑える。 原作では、歴史小説家高野聖也、秘書京子とが事件を解決したりする作品だったので 原作とはまったく異なっている。まったく違う作品と割り切ってみることをお薦めする。 その点を許容すれば面白い作品に出来上がっている。 東山の演じる高野聖也が弾丸を見切るなど、無理な着色が目立つがコメディと割り切れば家族で楽しめる作品だろう。その点が許容できない人にはお勧めできない。 |
喰いタン スペシャル [DVD] |
寺沢大介のミスター味っ子のアニメは昔から大好きです。普段食べている食材をいかにして違う料理へと変身させるのか?その面白さがあります。それに、付属、いや、事件解決というもう一つのテーマがあります。その言葉使いは、実に丁寧そのものです。今、日本語の使い方が云々される時代ですが、そこのところにも配慮がされていて実に好感が持てます。しかも、事件解決と言いながら、いつも食のことが話題にされつつ、解決されています。刑事物は、私は大好き。
「古畑任三郎」「コロンボ」「富豪刑事」など、どちらかというと、ちょっとユーモアがあるのが好きですが、この「喰いタン」もその部類でしょう。事件解決と、食文化の追求と、日本語の正確な習得と、この三拍子そろった一品。是非、自分のDVDコレクションに入れたいです。 |
ミスター味っ子 DVDメモリアルボックス3 |
序盤からの明るく激しい派手なトリップシーンが象徴する味っ子の雰囲気とは異なり、どこか哀愁と寂しさの漂う最終章です。 『味』とは『料理』とは… 最も身近な『心』の部分を説いたこの終わり方にクリエーターの魂を感じました。 80年代を代表する伝説のアニメの一つと言えるでしょう。 今川監督は、原作クラッシャーと呼ばれる演出の風雲児だけど、その作品世界は喜怒哀楽のある人情豊かな物語で、吉本の新喜劇のような親しみを感じます。 キャラクター的に面白かったのは、物語がシリアスになるにつれ丸井のおっさんがシリアス顔になる辺りは、Dr.スランプの則巻せんべいを思い出させる。 |
喰いタン 12 (イブニングKC) |
グルメというよりは脅威のグルマンにして小説家の高野聖也が出会う先々で食べ物をもとに難事件を解決するという喰いもの探偵、「喰いタン」シリーズも最新刊はいよいよ12巻と長寿作品になってきました。しかもこのシリーズは、初期設定のところから登場人物がレギュラーメンバーとしてはほぼ増えず。高野と助手の出水京子だけで一話完結で話を作っているのが凄い所です。食べ物についての蘊蓄+ミステリとして一話完結で話を作って行くというのはなかなか大変な筈なんですが、さらっとこの巻も描ききっていますから大したものです。
今回登場する食材は、「しょっつる鍋」「ジンギスカン」「鴨鍋」「カキフライ」「おでん」「ケーキ」でした。春から夏当たりに連載しているのを集めている筈なんですが、こうしてみると、どうしてだか冬の味覚的な暖かい食べ物が多いですね。あ、あと最後の「ケーキ」の話には「社長 島耕作」の島耕作がゲスト出演しています。この時期にはモーニングで連載中の「社長 島耕作」で島耕作の社長就任があったらしくイブニングの各漫画に島耕作が登場していたようです。こういうお遊び的なスペシャルトラックは楽しいですね。 |