ギャラリーフェイク (29) (ビッグコミックス) |
パートが5つにまで分かれてるエピソードもあるけど
最後の「器くらべ」のフジタがカッコいいわ〜 |
どこか遠くへ ここではないどこかへ 私のセンチメンタル・ジャーニー |
エッセイ、ショートストーリーを交互に交えながら、「旅」そのものというより、「日常」と「旅」の間にある、「記憶」や「感情」や「叙情」といった要素を辿り、女性的な「旅」への憧れを描いている。
単なる紀行文ではなく、「日常」と「旅」の「合間」を描いている点がユニークで、そこから「友人」や「恋人」など、日常に接する人や物事との微妙な「合間」も描かれていて、静かに共感出来る。 読み終わると「旅」に出たくなると同時に、「日常」も愛おしく感じる。そんな本だった。 アニャンさんのカバーイラストと沢山の挿し絵も抒情的で素敵。 |
センチメンタルジャーニー DVDメモリアルボックス |
ある日届いた一通の手紙から、北は北海道から南は長崎まで、全国に散らばる12人の幼なじみのもとを訪ねて思い出を新しい恋へと変えていく主人公……ツッコミ不許可、一世を風靡した伝説の(笑)ゲームのヒロイン達を主人公にしたOVAですね。 他のこの種のゲームのOVAは、主人公とメインヒロインを中心に、他のヒロイン達を脇役に落とすという設定が多い中、各話交代で全ヒロインをそれぞれ主人公にしたエピソードを用意する、という構成が光ります。 個人的には広島・七瀬優のエピソードが良い感じですが、各ヒロインの特徴を掴んだ脚本と、サンライズの高品位の作画により、全体的に水準の高いシリーズとなっています。 |