誰もが開放的になる季節なのに泣きたいくらいの切ない夏ソング「さよならクロール」、歌謡曲とソウルを掛け合わせ、親しみやすい、可愛いダンスで日本中を巻き込んだ「恋するフォーチュン
クッキー」、打って変わってこじはるのわけのわからないファニーなダンスでせまる、ソフトサイケな「ハート・エレキ」、ストレートなメインストリームなロックが気持ちいい「鈴懸けなんちゃら」。こうしたシングルのカッ
プリングもすごい曲が連発。「快速と動体視力」、「愛の意味を考えてみた」、「バラの果実」なんて普通のアイドルなら生涯に一度もらえるかどうかの名曲だ。すごいのは、シングルだけじゃない。ボリュームもグルーブも目いっぱいの久しぶりのアルバムと、やすすもメンバーもかみがかっている今のAKB。
そんなAKBの最新シングルの
タイトルソング、今度はメロコア調。なんでも出てきますね。そして、
タイトル通りの見事な歌いっぷり。腕を振り上げ歌う優子、メンバーを見ていると本当に感動する。すごく勇気が出る。元気が出る。でも、それだけじゃなく、なんだか淋しいところがあるのが大島優子らしくてすごくいい。かっこいい曲なのにどこか人間臭さがある。ある意味、チームAよりも、そして、他のメンバーよりもいろんなものを背負ってきながらも、この高みまで来た優子にしか出せない味だと思う。AKBの曲の中でも間違いなくベストから数えられる曲だと思う。
いよいよ、優子の卒業も間近。あっちゃん卒業の時よりも感無量と言う感じがします。優子は卒業しても「会いに行けるアイドル」から出た人間であることを胸に抱いて生きていくといっていますが、あの劇場と言う「会いに行けるアイドル」を本当に体感したこのような人が消えていくのは本当に残念。
大組閣でも、出ていくようになった人たちは、行った先でのファンを持って帰って来いなんて言っていますが、最後までいかにも優子らしいですね。
その大組閣。雑誌とかネットなんかを見ると、無責任に「運営の判断は吉と出るのか!?」なんて、今度こそAKBもダメなんじゃないかみたいなことを書いているものがありますが、私は妥当なところだろうし、大正解だと思います。もっとすごい異動でもよかったんじゃないなんて思います。
同じことをやっていても上には行けない、常に高みをと言うのがAKBの信条ならこういうのこそまさにAKBだと思うのです。トップを走るAKBのライバルは今やAKB自身しかいないのです。だから、きつくてもこういった環境を変えてみて高みへのチャンスをうかがうなどと言う作業が必要なんですね。
何人かのメンバーはそれなりの理由で断っていますが、これもアイドルといえど勤労者であり、「労働」とかいうことを考えると当たり前の措置です。大きな反響を呼んだゆきりん、れいにゃん、れな、乃木坂の生駒ちゃんなどをはじめメンバーは前向きな発言。さすが、頼もしい限りです。
本当にこれぞAKBだと思います。
せっかくのAKBのチームのカラーがなくなる?心配はありません。ある集団の構成が変わればその新しい人たちの持ち味が出てきて次第にその集団のカラーも変わって当然です。Aがクラシック、Kがかっこいい系、Bが可愛い系なんて別にこだわってもいいしこだわらなくてもいいと思います。そういうのがなくなってもかまわないとまで計算済みの作業だと思います。大体、裏ヒストリー本なんかを読むと、もともとAKBって、チャンスを作るためにはつかむためには、ホントもう、何でもあり、やりたい放題の大実験を繰り返していたんですよね。「チーム」なんて当初はあったかもしれないけど、ある時点で完全に消えてるんですよね。ブレイクしてからあたりの「チーム」の「カラー」は、大昔のいわば「再現」でしかない。そうすることによって売り出しが簡単だったというだけのことでしかないんですよね。そういうのがあったからユニットシャッフルとか、「レッツゴー研究生」とか「白黒つけようじゃないか」の集団ごとシャッフルなんかも平気で思いついてやっちゃうんでしょうね。
また、「運営」というのも、今の「運営」はやはりそのイメージを作りこんだものだと思います。つまり、「ある時はメンバーやファンの味方、ある時は敵」みたいな、語り継がれている「運営」はごくごく初期の段階で終わっているんですよね。でも、こういったので、踊ってくれるファンがいるから今も「運営」は「運営」らしくしているのでしょう。あのなっちゃんが卒業する時に号泣していたとがちゃんの姿。
AKBは、これからますます面白くなっていくことでしょう。変化し、高みにのぼるチャンスが少しでもあればその手を伸ばす。それがAKBなんですよね。失敗なんて恐れない。失敗したらやり直せばいい。ビジネス、お金がかかっているのにここまでやっちゃう。劇場で鍛えた人たちの心意気ってすごいですね。もしかしたら、古参の人なら今回の組閣なんて小さいねって笑っているでしょうね。
本当にAKBはどうなるんだろうと心配する時と言うのは、今回の組閣のようなものができなくなった時、あるいはしなくなった時。あるいは組閣を行っても、ファンのだれも、サプライズ!と踊ってくれなくなった時。そんな時だと思います。
私は裏ヒストリー本で言うと「RIVER 新規」でしかありませんが、これまで本当に楽しんできたAKBのこと、つまり、メンバーもとがちゃんも、もちろんやすすのこと信じています。AKBは今後も自己破壊しながら進んでいくのだと思っております。こんなにも長く続いている「アイドル」ってないですよね。
30歳超えのメンバー募集も面白いですね。これからも、応援していこうと思っています。
まぁ、個別握手券付きとは別に応募券付き(当選は発送をもって代えさせて頂きます方式)もありましたけど、、。
初回盤は全国握手券を抜いても1円にはなりませんが、特典を受け取った後の劇場盤はAKBグループ全般に発売初日から1円になる事が多いですねぇ、、。
おそらく、劇場盤は複数枚買うのが当然になっているので、2枚目以降のCDは殆ど無価値ということなんでしょうね。(CDに握手券が付いている初回盤、握手券にCDが付いている劇場盤といったところでしょうか)
かくいう自分も劇場盤は10枚買っているので批判される側ですけどね、、。(今回、HKTの
大阪個別握手会は他の姉妹グループの個別と日程が被っているので、あまり大量買いは出来ませんが・・。)
で、このCD自体は1円の価値しかないのか?というと、そんな事はないと思います。
他のタイプと共通の「桜、みんなで食べた」と「君はどうして?」はもちろん、何といっても劇場盤には「君のことが好きやけん」が収録されています。
AKBのリクエストアワーでも常に上位にランクインする「君のことが好きだから」の博多弁バージョンですが、こんなに早くCD音源化されるとは思っていなかったので、良い意味でのサプライズでした。(HKTの1stアルバム位に収録されるかと思っていました。)
歌詞は基本的に同じですが「~けん」「~ばい」等、博多弁っぽくはなっている感じです。
ただ、関西在住の自分が聞く分には良いのですが、
九州の方(主に福岡在住の方)にとっても違和感のない使い方なんでしょうかね??
関西弁で代表的な「~やねん」は確かによく使いますが、いわゆる「~でんがな」「~まんがな」「~でっせ」等はあまり聞かない(自分は全く使わない)ので、どうなのかな・・と。
それはさておき、CDに収録されている楽曲では劇場盤が一番良いと思うので、握手会には参加せず、特典のDVDにも興味が無いという人には格安で手に入る劇場盤はお勧めです。送料を別に支払っても2曲ダウンロードする位の値段で手に入るので、、。