アニメ化も決まり、「かえってきた」
ぺとぺとさん。
とは言いつつも、
タイトルが「かえってきた」でなければ、「さよなら」の後日談か、
外伝かと思うような、ほのぼのとした「今そこにある日常」がメイン。
この良い意味で「緩い」雰囲気こそが
ぺとぺとさんワールドというべきでしょうか。
話のメインはシンゴ達の鮎川町の方で、どちらかというと脇役に焦点が当たっている感じ。
ずんべらぼうの守口兄と妹と、世話好きの小田嶋の株が大幅にアップといったところ。
……と、外伝テイストかと思いきや、さもありなん。
最後の1ページでやられました。。。
見事にひっくり返されました。まさか最後にあんな引きを持ってくるとは。
続きが、続きが……むあー(シンゴのマネ)。
剣呑な状況で前巻が終わっただけに、連続刊行でほっと一安心。
ただ前巻の終わりを考えると、始めの部分はやや拍子抜けかも。
もっとも中盤からは、いつもの「
ぺとぺとさん」らしい展開でした。
中でも、特に光と影というべき、二人のぺと子の描写がとても良かったです。
同じ外見、違う内面の描写が秀逸で、どちらにも感情移入してしまうかと。
その二人を取り巻くマガ高の面々の対応も、
ぺとぺとさんらしくていいなぁと。
あと脇役、特に男性陣に見せ場が多いのは嬉しい限り。守口しかり、関谷しかり。
でも一押しは、加藤の何気ない台詞だったのではないかと。
さてさて、まだまだ続きが書けそうな展開だけに、続刊を愉しみに待つ事に。
いさ子さん、おひさしぶりの
メジャー(?)なお仕事で喜ばしい限りです。
先日のライブでも、例の団扇をあおぎながら、歌って下さいましたが、
OPテーマは、青い日々が懐かしいオトナには、ちょいと気恥ずかしいものの、かわいい歌です。
また、EDテーマは、さねよしさんらしさがそこいらに満ち溢れた、心温まる素敵な歌です。
アニメをご覧になる方かそうでないかにかかわらず、たくさんの方に聴いて頂きたいものです。