※本レビューは04のものですが、アマゾン側のバグか何かでたまに03のレビューに移っていることがあります。注意!を請う。
現在、アマゾンに問い合わせ中。
スピンオフアニメ、オリジナルストーリーだからと敬遠している人もこれは見ましょう。原作での「京介VS.零式艦上戦闘機」のお話です。
そして、最後の締めは、早乙女が兵部を撃ち抜くあの悲劇のシーン、
スタッフの原作への愛情を感じる良い仕上がりの前後編です。
早乙女が兵部の額を打ち抜く際のやり取りに、原作漫画の「桜の園」(※1)で描かれた皆本→薫の歪んだ愛情を意識させる台詞が入っていて、びっくりしました。
そうゆう解釈もありだなと。ここまで踏み込むなら、早乙女は皆本の中村ボイスの方が製作の意図がより映えたと思うが、まあいいや。
ミッタマイヤーボイス(森功至)の早乙女も悪くないし、早乙女を皆本ボイスにする代わりに、兵部(幼少期):平野綾→薫ボイスで魅せてくれてます。
私のなかでは、早乙女は他人を道具にし、超能力者に愛情を注ぐのも自らの野心成就の為の手段と考えられる、凄く悪い奴(※2)だったので、早乙女にも葛藤があった描写は意外。
だけど、不快感は無い。皆本−薫の関係が早乙女−兵部の関係をなぞるものであることを意識した配役&演出で、アニメ
スタッフよくわかってる。
そして、原作漫画には無かった兵部の持っていた懐中時計についての描写が追加されています。
週間連載という都合上、納期やページ数の都合で描かれなかった部分や、不自然だったり冗長だったりする部分を、
メディアミックス展開時に原作への理解と愛と敬意を持って修正追加するのは正義です。アニメ
スタッフよくわかってる。
というわけで、原作至上主義者の方々も一見の価値あるアニメです。
※1 「これでお前は僕のものだ」30巻
※2 私の早乙女のイメージは暗黒面に堕ちた皆本、ファントムの言うような、普段はリミッターで押さえつけて都合の良いときだけ超能力を利用する悪の科学者
ゆえに、不要どころか致命傷にもなりかねない京介たちを始末するのに躊躇は無い
2013/4/5 編集
ヒュプノが絡むストーリーはややこしいので物語を把握するのも大変だ。しかもそのヒュプノの使い手であるユーリがジレンマに苦しみ相矛盾する挙動をとっているのでなおさらだ。そんな中ユーリとフェザーが何者なのか、フェザーが何をしたくて過去に現れたのかが少しづつ明かされていく。チルドレンにも兵部にも
バベルのメンバーにもそれぞれ見せ場があるし、読み応えのある巻といえる。
おまけのポストカードは、過去に雑誌掲載時の扉絵やCD
ジャケットとして公開されている絵を絵葉書サイズに変換したもの。好きな人なら、スキャンしてパソコンやタブレットやスマホの壁紙にするのにいいかも。