ちょっと、クロマティック・フレーズの切れが悪くなった感じはするけれど、そんなのどうだっていい、トゥーツが生きているだけで!!あぁ、ジャコが生きていればなぁ……、そう言えば、リー・オスカーはどうしちゃったのかな??
トゥーツシールマンスの作品を全部聴いている訳ではないのですが、この2作がひょっとして彼のベストパフォーマンスなのではないかと思わせる説得力溢れるプロジェクト。両方ともイヴァンリンスでスタートするところが良いですね。イヴァンの訴求力と世界観にトゥーツがうまく乗っかっている。そうジャヴァン、ドリィカイミ、ジョアンボスコ、ジルベルトジル、ルイスボンファ、カエターノ達の世界観にうまくすいすい乗って気持ち良さそうにハーモニカのソロを軽くあてていく。そこにセンスが感じられるし、
ブラジルプロジェクトという
タイトル通りの
ブラジル音楽の参考書のような作品になっている。たとえばカエターノと言ってもそれって誰?と思う人が聴いて何かを感じればそれでいいと思いますね。全部気持ちよい音楽なのでこれが売れれば
ブラジルファンが増えるものね。