タニタは私の父の谷田五十士いわじが1944年に創業しました、私は五十士の4男で1983年に旧谷田製作所の副社長となり、1987年
タニタの代取社長に就き、2008年に次男の千里にその座を譲りました。 多くの方が
タニタと言えば社員食堂、
体脂肪計、健康というイメージを思い浮かべますが、ここに至るには紆余曲折の軌跡がありました。
タニタは以前はライターやトースターなど様々な物を作っていました、私が副社長となり実質的な経営指揮をとるようになった頃会社は大赤字の低迷期でした、それ以降部品の内製化、秋田への工場移転とそれに伴うリストラなどを経て黒字を回復したのです。
タニタの社員食堂がヒットする伏線として、1990年に設立したベストウェイトセンターがありました、日本初となる肥満対策施設でした、2005年の閉鎖まで一度も黒字化出来ませんでしたが、ここで管理
栄養士として働いていた後藤恭子さんが後に
タニタの社員食堂の初代管理
栄養士になりました。