Working Girl−ORIGINAL SOUND TRACK (1988) Featuring Music by CARLY SIMON
1.Let The River Run−CARLY SIMON 3:40
2.In Love ( Instrumental )−CARLY SIMON 3:55
3.The Man That Got Away ( Instrumental )−ROB MOUNSEY, GEORGE YOUNG, CHIP JACKSON, GRADY TATE 2:48
4.The Scar ( Instrumental )−CARLY SIMON 1:22
5.Let The River Run−THE ST.THOMAS CHOIR OF MEN AND BOYS 3:01
6.Lady In Red−CHRIS DE BURGH 4:16
7.Carlotta' s Heart−CARLY SIMON 4:18
8.Looking Through Katherine' s House−CARLY SIMON 2:07
9.Poor Butterfly ( Instrumental )−SONNY ROLLINS 6:04
10.I' m So Excited−POINTER SISTERS 5:39
88年公開映画 「ワーキング・ガール」 のサントラ。 メラニーー・グリフィス、
ハリソン・フォード、 シガーニー・ウィーヴァー らが出演し マイク・ニコルズが監督したサクセス・コメディー。
ジャケットに記載されているように このサントラの中心楽曲は C・サイモンの作品です。 映画の主題歌である 【1】 は88年度
アカデミー賞 最優秀主題歌賞を獲得。 実は カーリーの作品は ベストしか持っていませんが 私は 彼女が歌った 映画 「007 私が愛したスパイ」 の主題歌が大好きで 彼女に興味がないワケではなく 映画 「ワーキング・ガール」 を好きな事も手伝って 彼女をフィーチャーした このサントラを購入。 映画の方はレンタル・ヴィデオ時代に借りて鑑賞し 面白かったので DVD を入手しました。 サントラの方は 買ったのはいいが なかなかジックリ聴く暇がなく 今回 レビューを書くにあたり 当然の作業として しっかり聴きました。 渋いですね〜。 収録曲の半数はインスト曲というのも 80年代を賑わせたサントラ・ブームの 主な作品群とは一味違うところです。 私的には 作品中、 カーリーが手掛けた楽曲以外のナンバーが気になりました。 【6】 はクリスが歌う全英 NO.1 を記録した大ヒット曲。 この曲は 86年の作品で全米では第 3 位まで上昇しました。 私の中では 84年にヒットした 「ハイ・オン・エモーション」 が彼の 1番ですね。 私は 決して
ジャズを好んで聴くタイプではないのだが 津久見の保戸島出身の親友が
ジャズに詳しく CD を借りて勉強した事もありましたね。 ですから S・ロリンズの名前くらいは知っていました。 そのソニーの 【9】 は 「ソニー・ロリンズ VOL.2 」 に収録されていたと思います。 他のインスト曲にも 【3】 みたいに ジャジーな楽曲があるので ソニーの曲が浮く事もなく 違和感なしに収まっています。 アルバムの最後を飾る まさにエキサイティングな 【10】 はポインターの 84年発表アルバム 「ブレイク・アウト」 に収録されていた曲。 その 12インチ・ヴァージョンです。 実際には 「ブレイク・・・ 」 の前作に収録されていたシングル曲なのですが 「ブレイク・・・ 」 からヒット曲が連発した際に 再びシングル・カットされ ここにきて大ヒットを記録。 この異例のヒットを受けて 【10】 を 「ブレイク・・・ 」 内に組み込み アルバムを再発するというユニークな経過もありました。 で、 主役のカーリーの曲ですが インスト表示のない 【7】 【8】 も歌詞はなく ヴォーカルといっても ハミングやスキャットで歌っている曲ですから 実質 ” 歌 ” と言える曲は 【1】 のみでしょう。 【5】 は 【1】 の楽曲を 聖歌隊風のコーラスで
仕上げた作品です。 賛美歌を聴いているような気になりますね。 私の大好きな 【10】 を除けば (笑) 実に渋〜い 大人のアルバムです。