めざましテレビなど朝の情報番組で、この映画について紹介があった。その時点では、なぜサブ
タイトルがスモーク・オン・ザ・ウォーターなのに、主題歌がZARD「あの微笑を忘れないで」なの!?と疑問が湧いていた。正直、違和感すら覚えた。しかし、有楽町のスバル座で映画を鑑賞し、その疑問は全て解決できた。
映画のストーリーをここに書くと、これから鑑賞する方の楽しみを奪ってしまうから載せることはできないけれど、要は坂井泉水の歌詞と映画の主人公たちの想いとが完全にシンクロしたということだ。「都会がくれた
ポーカーフェイス、海に捨ててしまおう〜♪」
黒木瞳演じる恵美子の心境をZARDが見事に歌い上げている。また、映画の途中、アラサー&アラフォーの世代には共感を覚えずにはいられない、女子会シーンでZARDのあのヒット曲が登場。ZARDの曲達は、今も変わらずに私たちの心に生き続け、励まし続けてくれている。そんなことを再確認できた。
その他のインストや映画に登場する高校生バンド(という設定)の曲も完全収録されたこのアルバム。映画を鑑賞した人が購入したら、映画というフィクションが少し現実に近づいてくる気がするかも。パロディーでも構わないから、現実を生きる私たちが、映画の主人公たちのように輝ける何かを手にしたい!そういう気持ちにさせるアルバムだ。