薄桜鬼のドラマCDシリーズのこれで3作目になりますが、
現時点でこれが一番シリアスな内容ではないかと思います、
池田屋事件後、千鶴が少しずつ信頼を得始める頃の話です。
目立って活躍するのは原田と藤堂。
新撰組の中で斎藤が一番お気に入りの私にとって、
彼の出番が少なくて、少し淋しい気持ちにはなりましたが、
内容としては、コミカルな話があまり好みではなかったのもあってか
結構面白かったです。
分量は60分足らずで、この値段は少し高いと思う方もいらっしゃると思います。
キャストコメントなどの
ボーナストラックも無。
これはブックレットに短いインタビューがあるので、まあ良しとしようと(苦笑)
ただ、結構気になったのが、千鶴の声がないところ。
もちろん、ゲームでも千鶴は声がなかったわけで、
主人公の声が無い方がいいという方もいらっしゃるとは思いますが、
主人公と
新撰組隊士とのやり取りは完全に相手方の
「聞いたことの繰り返し」、「丁寧な状況説明」で表されるので、
セリフが非常に不自然です。
耳でしか判断できないドラマCDなわけですから、
たとえば、シナリオをブックレットに載せるとかなんか一工夫欲しかったです。
制作裏話ではないので、薄桜鬼の世界観が深まるというよりは別の視点(声優さん視点)から見れるようになる本だと思います。 私はキャストさんの役作りやキャラクターへの想いなどを読むのが好きなので楽しめました(^^) ただ、前作は声優陣だけではなくカズキヨネさんのインタビューがあったり、密談録という声優陣×制作者の対談もあったりしたのですが、今回はそういったものがないので中身が薄いように感じられました。 その分価格も前より抑えてはありますが、そこまで安いという訳でもないので☆-1です。 ドラマCDはギャグテイスト。本編は26分と結構盛りだくさんな感じです。 キャストフリートークは対話形式ではなく各人ごと1分程度のコメント形式で、それがちょっと物足りない気がしてしまったので更に☆-1で。 声優さんのインタビューが読みたい! 薄桜鬼関連の商品を集めたい! という方向けの商品です(^^)