フーゴの話だけかと思っていたら、5部のその後も書かれていたし最初からミスタとかの馴染みのあるキャラが出てきて読みやすかった。面白くて一気に読めます。荒木さんの絵もいい!!!
ジョジョ好きなら買って損はない!
今では洋楽というとアメリカやイギリスなど
英語のものが主だけど、1960年代から70年代の半ばまでは、ヨーロッパのポップスもよく流行った。
ミッシェル・ポルナレフは「シェリーに口づけ」や「ホリデイ」が流行ったけど、それ以外の曲もラジオでよくかかっていた。このアルバムを聴くと、懐かしい曲がたくさんある。
「悲しきマリー」「愛のコレクション」「哀しみの終わるとき」などを聴くと「優しさ」や「センチメンタル」を感じるけれども、そういう感情はたんに懐古趣味的なものではなく、現代の慌ただしい生活の中で忘れていたものを思い出すところから生まれるものではないかと思う。変に理屈を言うつもりはないけど、そういう自分の中にある感情、あるいは感受性を蘇らせることは大切だと思う。ミッシェル・ポルナレフ、いいです。
まずこのような本(ポルナレフ初の国内ガイドブック)を世に出していただきありがとうございます。
ファンにとっては夢の中の夢、 想像を超えたプレゼントと言えます。
でもそんなお宝にもケチをつけなければならない私は矛盾しているかも、まあお付き合いください。
カラーのブックカバーを見るとこれはわかりやすくディスコグラフィーが載っているかなと思いましたが
そうではありませんでした。ポルナレフの歴史が詳しく最初からつづられておりますまた見慣れない用語・
人名には注釈が付くなど親切な印象、うれしいです、為になります。 でも写真やイラストが少なく
活字の洪水で歴史の教科書を思わせます。本が好きな人には問題ないですけど、普段音楽雑誌やライナーノーツ
などばかり読んでいる私のようなファンは飛ばし読み、後でゆっくりと。(贅沢言ってます)
全体を通してみるとアーティスト写真が無い、おや? 写真は商品の写真をうまく配置して雑誌からの転写が
2点、イラストが一点。 ポルナレフ本人から了解が得られなかったのか文章が王道言っている分疑問が
残ります。
日本版のシングルに関してはカラー写真を交えて完璧に解説されています。この本の真髄ここにあり。
逆に現在のファンが知りたがっているであろう最近の輸入CDに関しては資料程度に最後に載っているのみ。
2010年に出版された本としては骨董品の解説に重点を置きすぎで今手が届く音源の情報をおろそかにしている
のでは?(改訂版が作られるとしたら若いファンの為にベスト盤のCD、ボックスセットの魅力などの情報を加える
べきと思います)
この本の著者は
フランス文学・
フランス語の先生で歌詞の訳詩やその解説にページを割いておられます。
非常に為になるし詩の世界から見るポルナレフもなかなかいい切り口です。作詞家と葛藤やアーティストと
して意外と弱気なポルナレフが描かれていてかっての作られたイメージがいい意味で壊されていきます。
休日にCDかけながらのんびり読むのがこの本のおススメの楽しみ方ではないかと思います。
内容としては以上で後は宣伝ですね。この本が本屋で平積みされるわけも無く
メジャーCDショップの
ポルナレフコーナーにも置いてありません。雑誌の広告でも見たことはありません。つまり私のような
ファンでも発売一ヵ月後にようやく知りました。 愛育社さん、もっと宣伝してください、口コミや
ネット、アマゾンだけでは本は売れ残ってしまいますよ。 もっとこの本が売れないと第二の本も
でないでしょう、改訂版も出ないでしょう、もっとポルナレフの真実をみんなに伝えましょう。
本国
フランスではポルナレフの本や写真集が複数出ています。(欲しい人はアマゾン仏に・・)
いろいろ悪口書きましたが、この本を応援します、皆さん一度は手にとってください、一番簡単な
方法はアマゾンです。 ファンがたくさんいるのにこの本が売れないわけが無いんです。
お付き合いいただきありがとうございます。(誰もレビュー書かないので書かせていただきました)