一見、中学校の保健教諭が、毎話出てくる
妖怪(ここでは「病魔」)を倒すという陳腐な設定に見えます。
私も1巻を読んだあとは某地獄先生を思い出しました。
が、2巻、3巻と続けて読むうちにまったく違う方向性であることがわかりました。
主人公のハデス先生は確かに異様な容姿に不思議な力を持っており、シリアスな過去もありそうです。
でもこの本の魅力はそこにあるとは言えず、生徒達やハデス先生の天然キャラクターによるドタバタコメディでしょう。
というよりハデス先生が振り回されています。
何気に出てくる「病魔」も細かく描き込まれており、よく考えているなと思います。
まさかウェディング
ドレスを着て出てくるとは思いませんでした。
キレイな絵柄によるギャグが好きな方には、すごくお勧めです。
出来れば今後異世界などに行かず、この調子で頑張って欲しいと願って★5つ。
常伏町内の運動会に、派出須逸人たちも参加することになる。子どもたちはフェアに競争しているのだが、大人たちが意地の張り合いと、謎の資金提供者が現れた関係で、運動会は混沌とした展開になってしまう。
妹尾家の四女・雀が弟を相手に引き起こす騒動や、三途川千歳の謎に明日葉郁と鏑木真哉が迫るエピソード、ハデス先生についている病魔クルエルの暴走を治めるために保健室が騒動になる話、才崎美徳の双子の兄が登場する話などを収録している。