今は亡き、中山悌一氏の歌曲集です。
日本では、
イタリア式の歌唱法と
ドイツ式の歌唱法が混在していますが、
中山氏は
ドイツ式の歌唱法で歌われています。
関西二期会の木川田氏の先生であり、歌唱法は非常によく似ています。
ドイツの演奏会でも、中山氏ほどうまく歌う者はいなかったという
逸話も残されています。
一部録音状態の悪い部分もありますが、歌唱の在り方を研究する者に
とっては、永遠の財産となることでしょう。
この映画は以外や以外にあまり有名ではない。
映像で魅せる手法?とストーリーが断片的なため、
意味が分かりにくいという人もいるだろう。
しかし、とてもロマンチックで美しい映画だ。
正直、意味が分からない部分も多いが、
そこがまたこの映画を印象深くさせる一つの要素だったに違いない。
また、これは若きニコルソンだからこそ出来た演技で、
今となっては凄く希少なもの。
恐らく30歳代の頃だろう。
もう既にチョイ悪オヤジさが満開。
その反面、インテリな部分もあるジャーナリスト役で今回は登場。
ヒロイン役のマリア・シュナイダー、「かわいい」の一言。
まるでレモンのような、サイダーのような、
すがすがしい美しさと若さ。
決して美人ではないが、とても魅力的な女優である。
この映画でマリア・シュナイダーという女優を知ってから、
あの有名な「ラストタンゴ イン
パリ」を後に観た次第である。
彼女が今、
ハリウッド界にいたら、
間違いなくトップ女優の一人だったに違いない。
最近の女優達とは比にならない。
一度観たら忘れられない位の不思議な映画とでも言ったら良いのか、
コレクションの一つとして持っていても損はないだろう。