価格面から画質は期待していませんでしたが
思っていたより、美しいです。

「僕は決め顔でそう言った（I said, with a posed look.）」

オープニングとエンディングのノンクレジットバージョンとプロモ映像は収録されています。

BOX1、BOX2ともに私のブルーレイディスクレコーダー（Pana...社製）では再生できません。

動く物語が違えど中身はいつもの物語シリーズ、楽しめました。
伏線というか今まで詳細が語られなかった部分が明かされた今回ですが、
そもそも物語シリーズは初めから別に「語らなくてもいいけど巻いてる餌」を回収するシリーズで、
そういう意味でもいつもの、本当にいつもの物語シリーズでした。

でも、この方法だといつまでも続けることできちゃいますよね･･･（笑
筆のノリが良かったから次も次もと来たのか、大人の色々な事情なのかはわかりませんが、
物語や作品に対するけじめがないなぁというのがここ最近の印象です。
伏線回収と言えば非常に誠実な行いかもしれませんがその点で私には不誠実に映りました。
（もちろん不誠実が悪いわけでもないですし、作者の自分の作品に対する行いは全て「正解」です）

一度抽出して薄めてからそれを煮詰めて濃くする作業の繰り返しで、
既にどんなに濃くしても薄くなってきている、そんな感じも文章に感じます。（特に前半部分）

終わりの終わりに特濃のジュースを期待して、この評価とさせていただきます。

物語シリーズここに完結。
化物語（上）から始まった、阿良々木暦を取り巻く怪異譚の最終話として見事な作品でした。
物語シリーズのひとつのテーマであった、「正しさ」「正義とは」について焦点が当てられており、また阿良々木暦の自己犠牲、他人本位が導き出す答えなど、物語シリーズを総括する内容であり、随所に散りばめられた伏線も納得のいく回収をされていました。

次巻『続・終物語』ではどのような話になるのか気になるところであり、10年間というひとつの大きな作品が終わっていることに寂しさを覚えました。

深夜の放送をたまたま見て面白く、前後が見たくなり入手。ケース内DVD2枚のみと簡素なパッケージです。画像はそこそこキレイです。当然のように字幕は英語が入りますが、再生ソフトで消えます。