2001年12月にとうとう「コロナ」のネーミングが消滅してしまった。それ以前から、1996年発表の「コロナ・プレミオ」からその兆候はあり、「まさか…」とはやや予想されていたのだが、やっぱりであった。
それから、途中から姉妹車となったカリーナも同様、「
アリオン」と少々似たネーミングになってしまった。日産でも「サニー」や「セドリック」「ローレル」などの車名は消滅し、それぞれ「ティーダ」「フーガ」「ティアナ」に変更されてしまった。
こうして歴史あるブランドを消滅させるというのは、セダンの売れ行き不振というのもあるし、購買年齢層の高齢化に伴った新たなブランドの若返りというのもある。
閑話休題、コロナもそんな一台だったが、コロナというクルマ自体が地味な存在だったので、プラモデルやミニカーなどの製品化のされにくいクルマだった。しかしここに来て、ノスタルジックカーブームというのも手伝ってか、2代目コロナが製品化されたのは実に喜ばしい事だ。しかしどうせなら、近々発売予定の「トミカ・リミテッド・NEO」シリーズでも最後の(スタイルが角ばっている)FRコロナやFRカリーナもついでに発売してくれたら更にこのシリーズもファンが増える事だろう。
実車が手に入らないなら、せめてミニカーだけでもその夢を実現させて欲しいものだ。