新エースの初CDキター!! と思ったら、放映当時発売された、最初のLPの復刻盤だった。
とはいえ、主題歌「青春にかけろ」「明日に向って」に加え劇場版でもおなじみの「MY FANTASY」が入手できたのはうれしい。BGMの収録数は少ないが、疑似ステレオで聞ける点がポイント。主題歌のカラオケの追加収録もありがたい。
ただ、VIPのシングルの4曲追加収録については評価が分かれる。VIPファンならこのCDを買えば全曲揃うのだから感涙モノ。渡辺岳夫・ミッキー吉野・小杉保夫のレアな仕事が聞けてうれしい音楽ファンもいるだろう。でも、肝心のエースファンには微妙だ。エースと無関係の曲が入っていてもうれしくない。
ボーナスと言うなら主題歌のTVサイズヴァージョンを入れて欲しかった。
新エースのCDが出ると聞いた時、多くの方は先に発売された旧エースサントラ盤のような商品が出るんだと期待したはず。復刻もいいけど、ぜひとも近いうちに新エースサントラ盤をお願いしたい。
…と書いてたら、音楽集が2013年12月25日に発売とのこと。次は劇場版をお願いします。
「
エースをねらえ!」の主題歌とともに始まり、各ステージ毎に、
原作のマンガが出てきて、懐かしの声優が読み上げてくれます。
内容はあまり難しくないので、じっくりテニスの練習だと思って、
お蝶夫人に挑戦しましょう。
ストーリーモードとは別に「おチバチェック」というコーナーがあって
実力診断をしてもらえます。ある条件をクリアすると、
隠れていたジャンルが出てくるようです。
欲を言えば、
「新
エースをねらえ!」バージョンの主題歌が入っていないのが残念。
“私がやる”“私ならできる”と生きてきてきました。しかしそのような生き方に私は嫌気がさしていました。だから本書に登場するお蝶夫人の“自我を捨てた生き方”は驚きと共に尊敬を感じています。
スポーツにおいて“自我を捨てる”とは“集中力を研ぎ澄まし「私が…」と言う執念をなくしプレーに専念すること”と聞いたことがあります。それゆえ蝶が舞うテニスプレーヤーと称されたお蝶夫人はこの集中力を身につけたかったでしょうが、できなかったのです。だから彼女は辛い思いを感じています。それなのに彼女はプレイヤーの限界と戦いつつ、エゴを捨て後輩の捨石となった。彼女は人として凄い方です。
だから“お蝶夫人の他人のために生きる姿”は「“私が….”を捨ててもっと大きく生きなさい」と語ってくれるのです。“漫画 漫画に非ず これを漫画という”本書は“自我を捨てた生き方”を問う漫画です。