時代小説わけても江戸時代小説を読んで、頻繁に出てくるのが、時刻。
これがどうしても頭に入らない。丑三つ時というのが深夜の2時か3時頃というのは知っているだ、あとは七つ立ちが4時頃だと言うことか。
ところが。
これが違っていたのだ。不定時法だから夏と冬で違うのだから、一部正解、一部不正解と言うことなんだが、そのもやもやがすっきりと解決する。
お金の勘定も同様だ。1両が4分で、1分が4朱で。銭と両(金貨)は
相場が立っていたので、時代により換算値が異なる。これは知っていたが、銀貨は
大阪で通用していたとばかり思っていた。
これも違っていたのだった。
なんでも江戸時代は、人件費が安く、ものの価値が高かったらしい。だから大工の日当をもとに物価を考えるとものすごく安いし、ものの値段を元に物価を考えると物価高になるそうだ。
なんとも説明が分かりやすい。おそらく著者は、説明が上手なんだろうな、他の本も読みたいなと思って、本を閉じたのだった。