『“文学少女”と月花を孕く水妖』です。文学少女シリーズ第6巻。ですが、特別編です。
本編からは少し過去にさかのぼり、夏休みのエピソードです。
主人公心葉と遠子先輩は当然登場しますが、メインは麻貴です。
本編の登場人物が絞られている分、遠子先輩の出番が多かったというか、相変わらず暴走しています。
今回の作品は、泉鏡花のいくつかの作品と、
タイトル通り水妖記などいくつかの外国文学がベースとなって、かなりブレンドしています。
麻貴の別荘を舞台に、不気味な事件が連発で起きて、遠子先輩の推理が冴えます。
いや、推理じゃなかったですね。いつものアレです。
でもまさか、麻貴とあの人がああなるとは……
キャラが掘り下げられ、次巻以降の本編への期待を高める役割を果たしています。
なんなん長崎しぐれ坂♪ 神田囃子が聞こえる♪ 多すぎ。
でも
宝塚の舞台は素晴らしい。