教会で賛美歌の伴奏に使われていたオルガンを
ジャズに使ってみようと考えたミュージシャンは天才かもしれない。それとも、ソウルフルなゴスペルの当然の発展形だろうか。ムーディーにも、パーカッシブにも弾けるハモンドオルガンの独特の音色をたっぷり聴ける貴重なレコードが、この価格とは信じられない。収録曲のほとんどは1960年代の演奏で、Verveならではの女性や欧州のミュージシャンを含む16人が多彩な演奏を繰り広げる。カウント・ベイシーのオルガンとオスカー・ピーターソンのピアンの共演まで入っている。音質に多少の難点のある曲目もあるが、オルガンの内部が見える
ジャケット写真を含めて、十分に楽しめるので☆5つ。演奏者や録音年月日などのデータがきちんと添えられているのも、このJazzClubシリーズの好ましいところ。
兄のジミー・ヴォーンが中心となったスティーヴィー・レイ・ヴォーンの追悼コンサートの映像板。参加はBB.キング、エリック・クラプトン、Dr.ジョン、ロバート・クレイ、ボニー・レイット、バディ・ガイと現役白人・黒人ブルースマンのトップが勢揃いで素晴らしいパフォーマンスを披露してくれている。輸入盤ではリージョンフリーDVDが存在したが国内では初DVD化になる。インタビューが収録されてるので字幕が必要な人にはこの国内盤をお薦めする。実際の追悼ライブではもっと多くの曲がプレイされたようでDVD化に伴ない
ボーナス収録が期待されたが、今回は残念ながら未収録のようである。