ハードシューターの視点でこの作品について語ります。
家庭用でも遊べる、数少ないシューティングです。
これをやったからといって、アーケードで下手になると言う心配は無いでしょう。じっくりパターン作りに励めます。
レバーコントローラーの需要は、多作に比べてはさほど感じませんが、やはりシューティングだけあって、ある程度テレビの大きさは必要です。やりこんでアーケードデビューし、
ギャラリーの視線に酔いましょう!
中毒的な要素が盛りだくさんの鬼畜グラディウスのカッ
プリングです(笑)。
特にIIIは1周クリアだけを比較してもAC版のIとIIとですら比べ物にならないほどの難度の高さですので覚悟した方がいいです。
IVは3面道中が全ステージ中でもトップクラスの気合要素とクリアが安定しにくい難度の高さで印象が悪く、そのまま挫折してしまう人もいるかも知れませんが、2回くらいミスをすると難度が極端に下がってゆくので、案外と復活しやすいんですよね。
つまりノーミスで進めて行く難度より、何回かミスをし残機の少ない状態で進めて行く方が楽だったりします。
自分がよくやられやすい場所の復活パターンを練習しておけば1周クリアは見えてきます。
不満はパワーアップセレクトなどのシステムがIIIからIIに近い感じにスッキリと戻ったのはいいとして、ステージ構成がどことなくIIを意識しすぎているのはかっこ悪いです・・・。
あと6番装備(パワーアップセレクトで一番下の装備)以外はレーザー系の装備がやたら弱く、爽快感はシリーズの中でも最低です。
IIIは、ブラウン管TVでプレイしても動きがもっさりとしており操作感が悪いような気がします。フル装備で進んでいる時などは処理落ちで気になりませんが、9面の復活をやっている時などに気になりました。
他に気になったのはボスを倒した時の爆発音が小さい・・・。本来はもっとボコボコと派手な音が鳴ります。
このあたりだけが残念。
あと「詐欺判定」と呼ばれる敵や障害物の当たり判定が見た目と異なるという理不尽な要素がありますが(もともとこれはAC版からあった)慣れてゆけば怖いのは10面要塞面の最後の方に登場する青いカニ歩きの障害物のシャドーギアの時くらいでしょうかね。他はあまり気にならない。
本気でやり込むならいろいろ調べて予備知識を持っておいた方が良いです。手軽に遊べるものではないですが両作とも3面が安定してクリアできるようになるとどんどんおもしろくなってきます。
他のシリーズは1周クリアは余裕という人ならプレイする人はさほど選ばないかと思いますが、そうでない人はまずはAC版のII(サターン版かPS実機プレイ推奨のグラディウスデラックスパックかPSP版)あたりから慣れていくしかありません。完全に人を選ぶゲームですが、最近のSTGの主流である弾幕系でも味わえないような面白さがあり、技術と知識と根性が正確にそして完璧に問われるSTGです。
86年のVOL.1と比べると、ドえらい進化である。
この時代はもう半年クラスでアーケードの変革が起こっていて、ついて行く方も大変(笑)
コナミはバブルシステムを経て、沙羅曼蛇からはFM音源のOPM、さらにサン
プリングDAチップを搭載し始め勢いづく頃だ。
A-JAXはキングレコードからもスーパー魂斗羅とのカッ
プリング盤が出たが、両方所持していても私はあまり損とは感じなかった。
収録
タイトルは隙のないラインナップ。
これを最後にコナミは完全にキングレコードへと移籍する事になる。
だから、コナミさん、キングレコードさん、フラックアタックやトライゴンの入ったサントラを是非復刻してください(笑)