SSDSのゲーム化、しかも恋愛シミュレーション!と聞き、
てっきり「女医か
看護士になって豪華声優陣演ずるステキなDrたちと恋愛ができるのね!」と思い込み、予約しましたが…。
届いていざ、プレイを始めると主人公は男性(変更不可)、初めてゲームで出会うキャラは…美形とは言えない相手、
および目的の場所までたどり着くのに、理不尽に難しいダンジョン、
オチがあるとわかっていても聞きたくないセリフ…
…と男性同士の恋愛がどうしても苦手な私としては、序盤で挫折しそうになりました…。
それを乗り越えると、笑いあり、涙あり、女装あり、幼児化あり、かっこいいロボと必殺技あり、長い語りや早口言葉に宇宙人、果ては方言やホーミー昌法あり…と声優陣の素晴らしい演技も相まってかなり楽しめる一品なのですが。
また、システム面も音声付読み戻し機能や、一つ前の選択肢に戻る機能、果てはキャラごとの
フォント調整機能など、かなり作りこまれていて、快適にプレイすることができました。
ただ、CDのSSDSシリーズファンはともかく、初めてこのゲームでこの世界に触れる人は(ゲーム内でかなり説明はされますが)この世界観についていけるかなーということと、
個人的にEDを期待していた、Joy三郎氏や日下氏、袖捲氏やKEROYUKI氏とEDがなかったこと、
それにそのEDも、Dr.HAYAMI・新田くん・バウム教授・ブラディ伯爵目当てならいいですが、その他の人だと「…それは
アリなの?」な感じになっているのでそっちの人のED目当てだとつらいかな、と言う気がしました。
なんだかんだ言って声優陣&SSDSシリーズのファンとしては楽しめましたし、ギャグとして笑えたので星を3つ、つけましたが、普通に男女の恋愛シミュレーションを期待してた人には…微妙かな、という感じでした。
1970年のお正月興行(オール怪獣大進撃)を筆頭に始まった東宝チャンピオン祭り。その後、春休みにキンゴジ再映と、そこそこヒットしたので、よし、久し振りに新しいモノを…。と夏休み用に、本多監督、有川特技監督、音楽伊福部氏のゴールデントリオで制作された侵略物。探索
衛星が制御不能になり、とある南海の孤島セルジオ島近海に墜落、これにアメーバ状の知的生命体がくっついて居り、どういうつもりか知りませんが、地球の生物に取り付いて島民を脅かします。そこへやって来たリゾート開発
調査チーム&島民の攻防戦が始まります。何と、幸運な事にかつてその島は旧日本軍が統治しており、置き土産の三八式歩兵銃だの手榴弾だのが使用可能、さらに島民達が、えっさ!ほいさ!と九十二式重機関銃まで持ち出して来ます。へぇ〜、こんなのまで有るんだ。と、久保さんが言うと、ドヤ顔の島民は、うん!タマ出るよ、一発やるか!と、よせばいいのに海に向けて試射!案の定、ガニメが出て大騒ぎ。と、いった調子で全体的に良い意味でのんびりしています。侵略者も空気の良い島に居ると、がつがつと攻めよう!と言う気が失せがちに成るらしく、うわ、やられた!仕方ない次はこいつだ。といった調子です。しかし、利光貞三率いる造型陣が造ったカメーバ、ガニメの着ぐるみは質感、動き、とも
美術品の様で、実に良い仕事をされて居ります。のんびり、と表現しましたが、そこは本多監督。ダレる事無く楽しめます。そういえば、カメーバは遥か後年に(ゴジラ、モスラ、メカゴジラ東京SOS)で漂着死体として哀れな姿を晒してましたね。ひどいなぁ…。 (当初に書いたレビューに一部誤りが有り、訂正致しました。御迷惑を掛けまして申し訳ありませんでした。)