3連休を利用して一気に読みました!
冒頭の「亡くなった一ユーザーに対して花束を届ける」という感動的な逸話から始まるが、こうした驚くべき対応例がたびたび出てくる。ビジネス哲学も面白いし、実際のビジネスに参考にできるものが多々出てくる。
「アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略」などという強烈な副題がついていて、誇大
タイトルじゃないかと邪推したが、読了してみると納得のいく内容だった。たしかにアマゾンが屈したといっても過言ではないし、イーコマースにおいては盲点ともいえる御用聞きを導入した新戦略だ。
今後、日本のイーコマースも成熟段階に入ると流通産業のように御用聞きの比重が高まっていくと思われるので、イーコマースに関わる方には必読を勧めたい。
また、
起業する人やマネジメントする人にもぜひとも読んでほしい。幸せを増やせる組織づくりの方法を教えてくれる。
人を評価する方法、採用する方法、そして解雇する際の心構えなど、多くのことを学べます。
あと一番素晴らしいと思うのが、世の中には合法の詐欺的な商法がたくさんあって、それで暴利をむさぼることも可能ですが、まったく逆の手法でちゃんと世の中に幸せを届ける対価として報酬を頂くこと。
こういう会社が世の中にたくさんあれば、世の中に幸せは増えるし、戦争だってなくなっちゃうのではないでしょうか!!
話題のザッポス。マネージャー職についている人、
起業している人、広告の仕事をしている人は必読です。
自社のサービスや製品を広めたいと考える場合において、
ザッポスがどのように
ソーシャル活動をしているかというのがとても参考になります。
本にあった、CEOトニー・シェイの
ツイッター哲学「ICEE」
「I」はInspireの「I」
「C」はConnectの「C」
「E」はEntertainの「E」
「E」はEducateの「E」
というのがとても参考になりました。
また、最近の日本では、会社の人とビジネスライクにつきあうようになってきていますが、
それではやはり業績は上がらない、と思わせてくれました。
ザッポスではマネージャー職は、社内の人とビジネスタイム以外でも交流しなくてはなりません。
他にもザッポスのきめ細やかなサービス、人材採用法、人事評価など、具体的な事例が数多く載っています。
社内の写真もたくさん掲載されています。