映画としては、正直大した要素はないと思いますが、1990年前後に首都圏の大学に在籍して就職活動した人には、大変懐かしいシーンが満載です。
逆にこの世代でない人たちには”おとぎ話”として楽しめるのかもしれません。ある意味”少し脚色したドキュメンタリー”なんです。
織田裕二は東京ラブストーリーで売れた直後で、それを意識するセリフもあります(なんたって舞台は仮想フジテレビですから)。
的場浩司や和久井映見、羽田美智子などがまだ
メジャーになりきってない時期でもあり、槇原敬之はこの映画の主題歌「どんなときも」で世に出たはず。そういう意味では現在の日本芸能界を支える人たちの成長期が見える、という要素もあります。
それにしても、学生にとっては夢の時代でしたね。もっとも、地方に就職した私には何の恩恵もありませんでしたが。