最初に書いてしまうと、このアルバムは好き嫌い分れると思います。
ヒット曲を中心に集めて彼女の歌の特徴が良く表れたアルバムですが、その分、万人受けしそうもない面も出てしまっています。特に、歌を聴くときに歌詞ばかり追ってしまう人は冷めてしまうかも…。
その反面、彼女の歌い方が好きな人にはたまらないアルバムだと思います、彼女が新曲を作らないのが残念なくらいです。★5個をつけたい気分ですが、その点も考慮して★4個にしました。でも、先に書いた通り、人によっては★1〜2個くらいの人もいると思います。
彼女の歌い方が好きな人は買うべき、知らない人はどこかで試聴してから買うか決めても良いと思います。
ただ、
クロゼットや
ブルーミー・バルーン、
IMAGINATIONのような、彼女のマイナーな?部分は入っていないので、そっちが好き、という人は試聴してからが良いと思います。
本当に私の好みの問題ですが、
クロゼットの雰囲気は、他のミュージシャンでもあまり表現していない雰囲気で、ハマる人はハマると思うので、彼女の歌が好きな人はそっちの曲もどこかで試聴してみることを勧めます。
マフユノハナビやバイバイ、shineが有名ですが、私はこのアルバムの中では「こころの音」が大好きです。心の中の鬱々とした雰囲気や不安感を、これほど繊細に、かつストレートに歌える人は多くないと思います。聞いているといつも涙が出そうになります。
清高さんが指摘するように、確かに鼻白むような歌詞に感じる部分もありますが、彼女の歌の特徴は詞やメロディのどちらかだけを追っていても分らない魅力があります。ただ心情や情景を浮かべながら素直に歌を聴くような聞き方をする方には響くと思います。
最後の「100年の想い」(もともとは沖縄PRの歌でしたっけ)は、このアルバムにしか収録されていないようなので、気になる方はどこかで視聴してみて気に入ったら買うだけの価値はあると思います。