美しい川井郁子さんの魅力が、あます所無く撮られていてタメ息ものでした。
私は彼女のオリジナル曲やアレンジ曲が大好きなのですが、DVDだと素敵な
ドレスや演奏する表情までも見れて最高です!
(コンサートでは、演奏時の表情までは残念ながら見れませんでしたので)
個人的にはコンサートの生の音に納得してなかっただけに、このDVDの音にはとても満足しております。私の宝物♪
日本人の演奏家は皆さん技術的には素晴らしい方達が沢山いらっしゃいますがエモーションを出して演奏する方が少なく常に残念に思っておりましたがこの演奏はエモーションがよく出されており大変気に入りました。。。
ストラディバリウスでの初DVDで、マイクも、今までとは違うものに替えたそうで、ぐっと深みのある甘い音色になりました。この音色で奏でるジュピターは最高です。ただ、マイクのせいか、細かいパッセージではっきり聞き取れないところがあったりして、まだストラドに弾かされているような印象でした。今後のストラドとの関係発展に期待といったところです。
しかし、今回は、ピアニスト、ギタリスト、ダンサーなどなど脇の布陣がとにかくすごいです!
間奏の間も目が離せません。
演奏も構成もドラマチックで情熱的。ここまで魅せられると、さすが川井郁子と、うならざるをえません。
私は正直、音楽通ではありません。クラシックも好きですし、演歌も好きです。そんな私でも、川井郁子の演奏は惹き付けられました。
個人的には音楽家がビジュアル勝負で出てくるのは眉をひそめますが、
しょせん、5年すれば消えて無くなります。
例えば、女子十二楽坊などは良い例でしょう。
そういう意味で川井郁子も演出では同じ路線と言え、男性の私でも
「女」を使う部分に最初は抵抗を覚えた物ですが、それ以上に彼女が放つ情熱的なヴァイオリンの音には勝てませんでした。
彼女が放出するエネルギーはオリジナリティに溢れ、おそらく思うには
伝統的なクラシックでは彼女の表現が出来ないのでしょう。
川井の魂の叫びが伝統を打ち壊し、川井の情熱が
バイオリンの音に
ビリビリと伝わるのでしょう。そうせずにはいられない、心の叫びを
感じるのです。