別冊宝島1004号「JAZZ“名演”ザ・ベストCD」
という本がありまして、結構気に入っています。
その中でこの一枚が紹介されておりまして、
7曲目、「カーニバルの朝」が絶賛されていました。
確かに聴いていて気持ちの良い演奏です。
ただ、それは相当程度スタンダードである故の聞き慣れたフレーズであることによる気もします。
しかし、このアルバムは、この一曲に限らず、
静かで統制の取れた、いわゆるM.J.Qサウンドからすれば相当異色な一枚です。
勿論、明らかに気持ちの良いメロディ優先のM.J.Qサウンドなんですが、
いつしか眠くなるマンネリサウンドではなく、
全体的に何ともjazz的に明朗な盛り上がる演奏なんですよ。
お、M.J.Qが即興している!的な。
この盛り上がり感は、やけくそ的な
ラスト・コンサート(完全盤)の盛り上がりとも違う、もっと気持ちの良い感じの盛り上がりです。
クラシック的重厚感とは別の世界にあるM.J.Qのあまり知られていない佳盤として
結構お勧めでございます。
この文庫本を手にしたとき読まないといけないような気がした。アメリカ合衆国の歴史はネイティヴ・アメリカンにとっては侵略の歴史。この本の言葉を読むと彼らが自然とともに平和に暮らしていてそれを、それだけを望んでいたのがよく分かる。現代人がとっくの昔に忘れてしまった精神性が彼らの間には伝承されている。それは
ヨガや精神世界などのブームでやっと世間の人々が気付き始めた宇宙の真理に他ならない。小さな文庫本だが写真もパワフルで、写っている人の顔はどれも自信に満ち溢れ輝いているように見える。