監禁してるのに逃亡?、不思議な
タイトルだなぁ、と当時は思いました。
本編を見れば「ああ、なるほど」と理由は分かります。
閑話休題。
この作品は90年代に製作されたオリジナルビデオ(いわゆるVシネマの類)の中では、
傑作の一つだと思ってます。
観ていて「映画に負けないやつを作ってやるぞぉ〜!」という
スタッフの気合が伝わってきます。
美人でスタイル抜群、おまけに声まで可愛い(さらにおまけに濡れ場まで披露)という葉山の魅力。
凶暴だが、純粋に葉山を愛する松田の無骨な迫力。
そして、役者としてのベストアクトではないかとも思える清水の熱演。
3人の奇妙な愛憎が交錯したまま、物語は怒涛のクライマックスに突入していきます。
テレビはもちろん、普通の娯楽映画でもちょっと見られないバイオレンス描写も見所の一つです。
尚、この作品の高評価を受け「監禁逃亡」はシリーズ化されました。
現在も新作がリリースされています。
しかし、私が観た限り(「新・監禁逃亡」シリーズ以外は全部視聴しました)では、
どれも第1作の面白さを勘違いしたような作品ばかりでガッカリでした。