約1ヶ月前に職場でかかっていた有線で、流れてきた瞬間に私の心を一瞬にして掴んだ曲が#2の「OVER IT」でした。最近パッとする曲が個人的に見つからなかったため、声を手がかりにしてやっと見つけて買いました。
この(アルバム)曲は、発売1週目は好調でしたが、それ以降は残念ながら伸び悩んでいるようで、今月末発売されるオムニバスアルバム「NOW」には収録されませんし、シングルもでていない。また、日本盤も発売予定は今のところ未定の為ラジオでも当然かかりません。・・・ということで、この曲を入手できるのはこのアルバム1枚だけ。
もし視聴をして気に入った方はぜひ買ってみていただきたいです。
参考までに、前回私の心をぐっと掴んだ曲は、JOJO / Too Little, Too Late だったので、ジャンルは違うにしてもこのような感じの曲が好きな方は気に入るかもしれません。
アルバムの他の曲は、彼女の歌唱力を存分に堪能できる
バラード、ダンス系や少しR&Bが入った曲など飽きさせない1枚になっています。同じ番組出身のドートリーが最近アメリカのチャートを大いに賑わせていますが、彼女も、ヒット曲1曲さえここから生まれれば、必ずケリークラークソンのようなビックアーティストに成長するはず!根拠はないですが、近い将来そうなる予感が強ーくします。
マリリンのミュージカル制作の過程を描くストーリーで全15話を一気に見せ切ったシーズン1の続きで、このマリリンのミュージカル『ボムシェル』が無事にブロードウェイで上演できるようになるのか、そしてどのような評価を受けるのかがシーズン2で描かれています。シーズン1同様、プロデューサーや演出家、脚本家や作曲家など、誰がどのような仕事をして何に対して権限を持ち、そこに待ちうける数々の難関を示しながら、どうやって突破するのかを見せていくブロードウェイの業界モノとしても楽しめ、Gleeのようなミュージカルドラマとしてももちろん面白い作品です。
ただし、私は、シーズン2になって、『SMASH』シーズン1の時に感じた、作品の持つものすごいパワーやスピード感を感じなくなってしまいました。シーズン1の時は、次はどうなるのだろうか、そして、どんな楽曲が聞けるのだろうかと、全15話を一気に、だけど、1話1話をものすごく大事に見ていたのですが、このシーズン2は普通に楽しんだ、という程度でした。(なので星を4つにしています)
(以下、致命的なネタバレは無いように書きますが、若干、シーズン2のストーリー構成に言及します)
シーズン1の時は、マリリンのミュージカルを作る、という企画段階から、それがどんなミュージカルとして仕上がっていくのか、あたかも本当に実在するかのような『ボムシェル』という舞台のメイキングを見ているようなワクワク感があったと思います。
ドラマでは稽古のスタジオで歌われ、アンサンブルも稽古着のままで動くシーンとして描かれていても、絶対にこれは第一級の作品で、ぜひこれをちゃんとした舞台で、フルコーラス聞きたい、と思うような曲ばかりで、これがまとめあげられた『ボムシェル』というミュージカルはさぞ素晴らしいものだろうと、視聴者である私にもはっきりとイメージが浮かぶほどで、このまま『ボムシェル』の舞台をブロードウェイで上演できるほど、しっかり作り込んだものになっていました。
(ちなみに、製作総指揮の
スピルバーグは、当初の構想として、ドラマ発でミュージカル『ボムシェル』をやって、実際にブロードウェイで上演する…というのがあったようです)
しかし、シーズン2になって、もうひとつのミュージカルがストーリーの軸となって出てくるのですが、これがどうも、シーズン1の『ボムシェル』に比べると、どんな舞台なのかイメージがわいてこないし、ストーリーや楽曲にしても、どうも見劣りがするように感じてしまいました。
その作品は、無名の新人による作品で、オフブロードウェイからのしあがってくる設定なのですが、もう、「これは『RENT』のような作品だと思って視てください」といわんばかり。製作陣が視聴者に丸投げしてしまって、あんまり作り込む気が無いような気が見えてしまって、これがシーズン2の敗因だったのかなと思いました。
そして、シーズン1の時は、”THE 20th CENTURY FOX MAMBO”や、"ON LEXINGTON & 52nd STREET"など、楽曲としてもミュージカルのシーンとしても、これはスゴイ!!と思えるものがほぼ毎回、新たに登場していたのですが、シーズン2からはそのような印象的な楽曲やシーンが少なくなり、これもちょっと残念でした。
とはいうものの、Gleeなどのミュージカルドラマが好きな人には、楽しめるものと思いますし、シーズン1のファンだった人は、あの後どうなるかというのは話として面白いので、見てソンは無いと思います。
しかし、シーズン1を愛した私としては、これが盛り上がれば、本当にミュージカル『ボムシェル』の舞台か、あるいはミュージカル映画が見れたろうに、と、このシーズン2の失速が残念でなりません…。
『CHRIS BOTTI IN BOSTON』に出演している彼女を見て、そのパフォーマンスに圧倒され、美貌に魅了され、初めて彼女の存在を知りました。もっと聴きたいと思ってこのアルバムを購入したのですが、ポピュラーな感じのおとなしめな楽曲が多く、期待していた
ジャズテイストはあまり感じられませんでした。とはいえ、歌がうまいことには変わりないので、これはこれでいいんですが、私個人としてはこのアルバムにめぐり合う順番を間違えたかなと思います。前述のDVDで魅せた『I've Got You Under My Skin』は最高でした。笑顔が似合う彼女には、楽しくなるような楽曲を、と願います。