モノクロの写真は、カラ-写真よりも心の内面を描写するのにむいている、とよく言われます。この本の、クイ-ルの多くを語る瞳に惹かれない人はいないでしょう。私は特に
犬好きというわけではないので、
犬好きの友人にあげようと思って買ったのに、一気に読んでしまい、とっておくことにしてしまいました。絵本、「ずっとずっとだいすきだよ」もずっと大好きなのですが、この本も、ずっと大好きになりそうです。盲導
犬になるために訓練を受けても、全ての
犬がなれるわけでないことや、訓練を受けるようになる前にも、個性や血統によって選ばれていることや、一頭の盲導
犬を育てるのに、いくつかの家庭がかかわり、それぞれの人々も
犬もいろいろな気持ち、生活を分かち合っている様子など、簡潔に描かれているところがとてもすばらしい。小学生が読めるようにルビをふやしてくれたのもうれしい配慮です。
10年前に子供向けの写真集を見て、ずっと心に残っていました。
いま、ペットブームで大変な人気ですが、その一方で障害者のパートーナーとして一生を送る盲導
犬を紹介したこの本は、どのページもクイールの優しい時として真剣な眼差しが生き生きと映し出されて、とても感動しました。
私のところにも、ラブラドールが2匹います。
生まれた頃から、一生のその時々が、「そんな事もあった」と思い出すのと、
「今後どう接していこうか」なんて事を、めーいっぱい感じさせてくれます。
とにかく涙もの。
犬好きのあなたなら、必見のDVDですね。
最近話題になっている盲導
犬とそれに関係する人々の
ヒューマン&ドッグドラマです。
ジョナサン(クイールの幼名?)と檀ふみ演じるブリーダー、そして近所の子供たちとの関係を描いた1話目。
沢口靖子、勝村正信演じる
パピーウォーカー(盲導
犬になる
犬をボランティアで育てる里親)に
預けられ、人間とのふれあいの中で人を好きになる過程を描いた2、3話。
そして4話以降は
犬嫌いである玉置浩二演じる視覚障害者の渡辺さんが
登場し、本格的に動きます。
最初はクイールに戸惑いながらも四苦八苦して盲導
犬と共に
生活し、やがてお互いになくてはならいない程の深い絆で結ばれるまでの
存在になる過程は見ている者をググッと引き寄せ、その展開に
知らず知らずのうちに目に水が溜まります。
また物語りは、うじきつよし演じるトレーナーを通し、1頭の盲導
犬を
育てるのにどれだけの苦労があるのか教えてくれます。
最後の渡辺さんとその家族、そしてクイールとの場面には本当に涙します。
この話を通して盲導
犬の存在意義が深く人々に浸透すればいいなと思います。
余談ですがこのあと玉置さんは北海道盲導
犬ユーザーの会のために
『ひかり』という曲を提供されています。
ドラマをみて、なんて素敵なBGMだろうと思っていました。ドラマのシーンがよみがえりました。ピアノが本当に素敵なんです。美しいのです。届いてから何度も何度も聞いて美しいメロディーに浸ってます。ぜひ皆さんにきいていただきたいです。おすすめです。