この小説は、1000ページ以上のボリュームでありながらもアメリカではひとつの「古典」として、1957年の出版以来ずっと読みつがれているそうです。
全体主義的・福祉偏重主義的風潮のなかで、個人として能力のある人々が社会の犠牲=頭脳労働や精神活動における奴隷となっています。その現代の奴隷が反逆し、新しい社会…誰をも奴隷にしない社会の建設を目指すというのがおまかなストーリーとなっています。
ランドのもうひとつの代表作『
水源』は、超人の創造者、ハワード・ロークが物語の中心でしたが、この『肩をすくめるアトラス』では、そのローク級の人物が、それぞれのストーリーを抱えて多重的に、また謎を含んで物語が展開してゆきます。
構成的にも、ロークの友情と愛、創造者としての誇りが全編通して語られ、卑劣な妨害者がいても「青春」の雰囲気が漂う『
水源』に比べて、『肩をすくめるアトラス』は、「現代の奴隷」にされた人々の悲しみや徒労感、他人や世間だけでなく兄弟や母、妻といった家族までもが彼らを奴隷にしているけれども人間としての絆を絶てずに苦悩するシーンがある等、かなり雰囲気は違っていました。
『
水源』に端を発したランド思想はまさにこの『アトラス』にてひとつの完成を見ています。それは、最終的に現代の奴隷が旧社会と決別し新しい社会を目指すという、極限的な完成です。この極端さも、ランドがアメリカにおいてもしばしば敬遠される一因のようです。
ですが、たとえランドの思想を支持できなかったとしても、この小説の思想と言葉は読む人の心に残るでしょう。
そういう力を持った小説だと思います。
もともと白川
水源のお水を汲みに行っています。
甘みがあって美味しいから。
そのお水で作った水素水という事で興味本位と
最近メディアで取り上げられていたのを目にして
祖母の為に買いました。
効能については飲み始めたばかりなので
まだ解りませんが、私も祖母もトイレは近くなりました。
もう少し続けてみようと思います。
OKINAWAシリーズは全巻購入し、毎回高画質化していることに感動すら覚えました。
今回は沖縄からいよいよ
九州に突入、期待せずにはいられませんでした。しかし冒頭の空撮(だから仕方無いと思うのですが・・)からは今までの印象とは違うものを感じました。バリカム撮影は変わっていないと思うのですが・・・何かもの足りない。圧倒的な高画質を売りにしてきた今までのシリーズからは微妙に後退したようにも思えました。
やはり今までの沖縄の地での太陽光の強さが、コントラストを生み視覚的には最高なものを得られていたのかもしれません。もちろんVicomリラクシーズなのでこの
九州編も、他社さんのこの手の作品とは比較にならないほどレベルの高いものです。
収録内容は殆ど滝・水・森の映像が殆どで、うまく言えば癒しの真骨頂!言え変えれば後半飽きてきます(私は途中で熟睡してしまい又見直しました・・・)。
収録音源フォーマットはDTS-HDからDD-THHDに変更になりました。こちらも一瞬は後退?とも思いましたが予想を裏切り大変満足度の高いレベルでした。とくに冬シーンの冒頭の吹雪の重低音の迫力は良かったです、ほんとリアル。
OKINAWAシリーズとは違うものと思えば満足できるし、また今後、別の地域での収録も(来年?)楽しみにしているので期待を込めて☆☆☆☆!
私的には是非、北海道での撮影を期待したいです!!