ある日全世界規模で起きた異変。
それまで普通に暮らしていた人々が突然自殺をする。
時同じくして超能力に目覚める人間たち。
幼馴染や親友と平凡な日常を送ってた主人公もまた否応無く巨大な現象のうねりに巻き込まれていくのだが……

結論からいうと物凄く面白い。もっと話題になっていい。絵もすっきりと透明感があってすごくキレイ、男女ともに美形で個性的なキャラが多いので女性陣にもおすすめ。親友との別れ、対立、そこから始まる新たな出会いと大切なものを取り戻すための旅……能力者バトルものとしても大満足の読み応えを保証しますが、涙や感動、家族愛が盛り込まれた濃厚な人間ドラマ、さまざまな人間の信念と思惑が錯綜する群像劇としても非常に完成度が高い仕上がりとなっています。
馬鹿で無鉄砲でまっすぐ、少年漫画の王道をいくような主人公・太一を支える脇役も魅力的。敵もけっして存在感で負けていません。アニメ化中止になってしまったのはすごく残念です。原作に忠実にアニメ化すれば絶対面白い作品になったのに……。

番外編の読切りを集めた作品集です。どの作品も爆笑モノでサクッと読んで楽しめます。
ただ本編の設定を知らないで読むと面白さが半減しますのでこの点はくれぐれもご注意ください。
現在本編は8巻まで出ています（2013年11月現在）がこれを読破してから読まれることをお薦めします。
内容的にブラックユーモア的なお話もありますが深刻なものはありません。全て楽しめます。

本編より夜トのダメダメぶりとどうしようもなさに拍車がかかっていますが相変わらず笑いながら仕方がないな〜と傍観者視点で見られます。

神様がコレだとこの国はどうなるでしょうね？

皆さん仰っているように絵がとても綺麗！
１コマ１コマが丁寧だし、そんなに癖の無い絵なので読みやすいです。

ですが内容に関してはオリジナリティに欠ける気がします。
街に出てくる妖怪を倒す人達にヒロインが巻き込まれる、という王道的な設定。
その中に意外性があったり、気になる伏線があったり、キャラクターの魅力であったり、何か飽きさせない部分があれば良いのですが、決定的なものが無いと思いました。

ここまで書くとつまんねーと言っているみたいですが、ややこしい設定や複雑な展開が無く、絵が綺麗なのでさらっと読む漫画としては気に入っています。
４巻まで読みましたが今後の展開もたのしみです。