「ひみつの花園」オリジナル・サウンドトラックVol.2 |
早坂好恵さんの歌ったOPの「逆転タイフーン」という曲は
劇中使用のTVバージョンでは冒頭に「メアリー!チャチャチャ!」という 掛け声が入るのですが、シングルとサントラ1に収録されている フルサイズバージョンは、これが「好恵!チャチャチャ!」になっています。 サントラ1には「メアリー!チャチャチャ!」ではじまるTVサイズバージョンも 収録されていますが、このサントラ2には「メアリー!チャチャチャ!」ではじまる フルサイズバージョンが収録されています。 結構貴重だと思いますので、主題歌コレクターの方は抑えておいたほうが いいかもしれません。 |
ひみつの花園 [VHS] |
全然お金かかってなさそうだし、ストーリーにもだいぶ無理があります。 でも、すべてを逆手に取っていて痛快です。 とにかくテンポがよくて最高!全然飽きません。 軽い感じのコメディーですが、ちょっと人生の意味とかについて考えました。ラストシーンはいろんな解釈ができそうです。 お金は彼女にとって目的なのか、それとも手段なのか…。 |
ひみつの花園 [DVD] |
西田尚美、最高!何を考えているか分からないけれど、くるくるとよく変わる表情が素晴らしい。地だか演技だか全く見分けが付かない。西田尚美は演技が巧いとは思えないし(矢口史靖監督も何も出来ないと評価していたし)、矢口監督に俳優の潜在的な演技力を引き出す才能があるとは思えないから、西田尚美自身のキャラと鈴木咲子という役柄の相性が良かったからだろう。西田尚美のハイテンションだが脱力系のキャラと、矢口史靖の淡白な演出との相性も良い。陽性でカラッとした女優は日本では珍しいから、コメディエンヌとして大きく育って欲しい。ロッククライミングのインストラクター役の田中要次は強烈。水泳教室の先生役で木村多江が出演しているのに今まで気付かなかった。
内容はチープ。どう見てもセットか小道具だろうと思われるシーンが多い。川に流されるシーンは人形を使用しているし、ボロアパートの床が抜けるシーンはセット、オーストラリアに行く飛行機は模型(ブルーバックとの合成?)、エアーズロックのシーンも模型と人物との合成。しかし、興醒めするどころか、むしろ現実にはありえないマンガチックな世界を強調して盛り上げている。大スター勢揃いだったりCGバリバリだったり熱かったりする豪華絢爛な大エンターテインメントを期待すると肩透かしを食うのだが、疲れていて元気が無い時にダラ〜と観る。そんな人にお薦めです。 キレが良いテンポで軽快でカラッとした仕上がりの『ひみつの花園』は、1997年に公開された映画で、当時の日本映画は泥臭かったり湿っぽかったりする映画が多かったが、それらとは一線を画していて斬新で衝撃だった。センスが良い低予算自主映画。モダンチョキチョキズの矢倉邦晃によるアイリッシュ風の音楽も、軽快さを演出している。 |
ひみつの花園 DVD-BOX |
私が小学生だった頃、毎週お嬢様メアリーと使用人の息子コリンと気持ちを重ねて、わくわくしながらみてました。
花園へ侵入するスリル感、屋敷の秘密、イギリス・ニースの荒野、どれも幼心に魅力的でした。 そしてアニメが終わった後、イギリスの映像をバックに流れる音楽が大好きでした。きゅんとするようなちょっと切ない感情を抱いた記憶があります。アニメだけでなく、この映像(音楽)も収録されていたらもう言うことないのですが。 懐かしさを裏切らないことを期待して星4つにしました。 |
秘蜜の花園‾触手蟲地獄絵巻 (XOコミックス) |
全2巻で完結予定な表題作『秘蜜の花園』の第1巻『触手蟲地獄絵巻』な著者の4冊目。
6年1組の『山瀬麻美』は動物大好きな優しい子で、生真面目すぎる性格が災いして、独り空回りするタイプ。 5年2組の『谷村茜(表紙)』はオテンバで無鉄砲で、好奇心旺盛でトラブルメーカーだったりもする。 4年4組の『荒井直子』は気配りができる優等生で、普通に女の子女の子してるところがミソ。 物語は茜が得体の知れない卵を拾ってきたことから始まる。 卵から孵ったのはグロテスクな生命体で、触手蟲世界に関わってしまった飼育委員3人組のお話と相なる。 さて、この本は一応著者の商業4冊目であるけど、過去の3冊は何れも著者がプロ入りを決意する以前に同人誌で描かれたものの再録だったので、実質的にはデビュー作に当たる。 今回の味付けはミステリ&サスペンス風味。 触手蟲のアイデアも秀逸で、要所要所でその気色悪さを存分に撒き散らしてくれててミゴト。 基本的には仲良し3人組中心の構成ながら、個性的なサブキャラたちもそこそこ登場してるし、2巻完結ではいろんな面で語り落ちてしまう部分が多くなりそうで、ちょっと心配。 キャラデはかな〜りレトロ系。それがまた斬新だったりもするけど。 さらに作風までもが70年代少女コミックなホラー系を彷彿させたりとか。 ともあれ、触手が物語自体の主役だったりする作品は成コミでも稀少だから、幻想奇譚のファンな方には是非手にとってみて欲しい。 ハードでグロテスクなアイデアがてんこもりなので、苦手な方はパスしてください。 カバー内にオバカ漫画。 『異形の生命体"触手蟲"の謎に迫る!!』2頁。 予告の「退廃と欲望の楽園『秘蜜の花園』が姿を現す」にワクワク。 後書きで著者の言葉にある「普通じゃないエロ漫画の可能性」を、今後も突き詰め、斬新な世界を構築してくれたらと思う。 |
秘密の花園〈下〉 (岩波少年文庫) |
登場人物全員が幸せを手に入れるのはいいのですが、 後半になるに連れて主人公メアリの存在感が薄らいでいっています。 個人的に興味のあるマーサも目立たなくなります。 特に後半はコリンと彼の父がメインとなっております。 個人的には登場人物全員を最後に登場させて大団円を迎えて欲しかったです。 |
秘密の花園 (光文社古典新訳文庫) |
本翻訳では、美しい自然の描写がとても丁寧に訳出されており、読み終えて一ヶ月たつ今でも、その甘美な文章をうっとりと思い出してしまう。
秘密の花園、秘密の鍵、赤い鳥、そして神々しい自然が、四季とともに語られていく。 四季に合わせて自然とともに、心の健全さ安らぎを取り戻すという、まさに現代人にこそ語られるべきテーマが作為的ではなく語られていく。 本書は子供たちを念頭において書かれたかもしれないが、成人になってこそ共感できる部分も多いのではないだろうか。 この素敵な翻訳で、この作品に出会う人たちは幸せである。 |