魔訶不思議アドベンチャー ! ~ 2005 ~ |
毎週水曜7時のテレビアニメを楽しみにしていた頃を思い出す心ワクワクするCDです。 2005年Verというアレンジが古っぽさを無くし、新鮮なイメージを与えますが、昔の良きイメージを崩さない出来上がりになっています。 ドラゴンボールファンなら損のない音楽ですよ! |
えろもん (セラフィンコミックス) |
★4の中。
著者の17冊目。 コブ付き女性がやっとの思いで見つけた幸せ系・地獄オチ『しあわせの予感』。 魔訶不思議流輪廻転生伝説ドタコメ風味『ちびつまジャンクション』。 カラー4頁含む、援交女生徒に純愛するウブっ男子生徒の爆死系『天国に近い場所』。 少女を凌辱しまくる触手怪物『リンガー』と、ちんちんから癒し液を分泌する正義(性技)の仮面少年『カウパーボーイ』の大バカな戦い『カウパーボーイ』。 兄妹が大切に使い回してたコンドームに宿った精霊娘3人組の無責任で大ボケな恩返し『おまかせNYMPHラバー』。 エロ漫画家願望ドラマ『insider』だけは、エロ的には濃くても、この単行本の漫画レベルからもう一歩。 8頁ショートのエロ無しダークホラー『明るい家族計画』は大昔の作品だけど、著者のもつダークな悪ふざけ感覚がステキに滲み出ていて、きっちり26頁くらいでエロ漫画に仕上げて欲しかったところ。 後描き漫画2頁。作品解説。 はたして心交社から発売された15・16冊目はいずれも初期作品集だったため新作としては2年ぶりですが、そろそろ阿吽でもやりたいことがそこそこできるようになってきて、著者らしさも大爆発。 巻末の2編を別にすれば、どれも著者らしいヒネクレハートなオバカさに充ち満ちていてとてもステキでしたが、個人的になら『カウパーボーイ』が超大好き。 無論、現在阿吽で描いてるものに比べればエロ的には見劣りするものの、魔訶不思議の漫画家としての才を気に入ってる方面のファンな方には是非一読していただきたい一冊。 個人的になら宝物。 |
えろいも (セラフィンコミックス) |
春風少女と北風少女のアクシデントな肉体入れ替わり兄妹相姦による不協和音混じりの友情交歓曲『クロス×ロード』。
姉のモノは何でももらえると決めている妹の探求心過剰『ほしいも』。 復縁した両親のせいで兄妹と知れた二人が眼前で盛る両親に触発される背徳の泥沼『恋人以上妹未満』。 リロ星人な着ぐるみ男と女ディレクターの自己中戦『ガアたんといっしょ』。 ショタ喰い巨乳女教師にマジラブしちゃったランドセル少年と、少年への想いを体当たりで伝えようとする少女のラブソング『せのび』。 せっぱ詰まって援交デビューと相なったランドセル少女のお相手は…『えんこ〜ど』。 カラダで稼ぐ妹と、精神の葛藤に苛まれながらもヒモ状態な兄の、どん詰まりなラブソング『おかしのいえ』。 ほか、後描き漫画2頁。カバー内にイラスト漫画アリ。 新刊は実に3年半ぶりなので、近作3編と95〜96年ものの4編の組み合わせ。 作画能力と漫画力は天地の差なれど1冊目『熱い夜』から雰囲気だけは不変。 殊更にネームに頼らなくても、えっちにドキドキを詰め込めるエロ的表現力は常に進歩。 ダークとライトが綯い交ぜになったな感性と抜群の心情描写と卓越したアイデアで切り返すプロットで、四方山話を傑作に仕上げる漫画力がミゴトすぎ。 完熟女性3名。少女8名。 巨乳2名。並乳1名。貧乳2名。ツルペタ6名。 今回はランドセル少女中心のラインナップなため苦手な方はご用心。 味わいのある重厚なエロ漫画が好みな方へ。 両極端ながら『せのび』『ガアたんといっしょ』『おかしのいえ』が最愛。 ブランク中は大変だったご様子で申し訳ないのですが、せめて年一で拝ませて欲しいというのは極私的な願望。 長編ドラマにも再挑戦してください。 |
雛迷宮 (セラフィンコミックス) |
★4の上。
全6話で描かれた表題作『雛迷宮』の丸ごと長編な著者の18冊目。 ほか、後描き漫画。カバー内にも超ステキな大バカ漫画アリ。 主人公の男子生徒は『秋庭鷹匠(たくみ)』17歳。 その妹『雛子(ひなこ)』は笑顔が眩しい11歳。 鷹匠の同級生な友人『厳原輔(たすく)』。 同じく同級生の『佐倉美京(みやこ)』と『天杜ひなこ』。 「妹なんぞに性欲を感じるなんて変態だよな」輔のひと言に心中穏やかじゃない鷹匠の脳内は雛子への性欲で目一杯。 寝ている雛子のオクチや掌のひらで欲望をぶちまける兄に、雛子のひと言が、なけなしの理性の箍を外す。 神聖化しすぎてあそこを汚すことができずに妹の肛門を愛す兄。 想いを遂げた兄妹のキモチも知らずもう一人のひなこが鷹匠に想いを告げたところで第1話は終了。 はたして、本当は『妹のあそこ』を汚したかった兄の、最初の一歩の躓きが、禁忌と欲望の板挟みで悶々と苦しむ結果となるという、思春期にありがちな葛藤を、テーマとして描ききったのはミゴトとしか言いようがありません。 ただし、『ひなこ』という名前に固執しすぎるあまり、投入したヒロインたちの人間ドラマとしての膨らみの方は消化不良に終わってしまいましたし、特に、美京がほとんど使い捨てキャラになってしまったのが甚だ残念でなりません。 鷹匠と雛子とひなこの心情は、抜群な物語を魅せてくれただけに、駆け足過ぎたのが惜しすぎました。 さて、1冊でまとめきるにはドラマの膨らみが大きすぎましたが、『妹のあそこを汚せなかったが故に欲望が引き起こす因果の連鎖』は非常によく描かれていて、見るべきものの多いドラマに仕上がっています。 作家生命を賭け、意地を通して自らが納得のいく作品に仕上げてくれていれば、希有の名作になっていたはずの、惜しすぎる一冊。 無論、個人的になら宝物。 |