アンコール [DVD]
スペインの街、メリダのローマ劇場が夜のとばりに包まれ、幾筋ものライトに浮かび上がった舞台に4人が登場します。朗々と、そしてしっとりと歌い上げる彼等の歌唱力にいきなり圧倒されてしまいます。クラシック、特にオペラで鍛えられた3人とポップス出身の1人が織りなす絶妙な表現力はあなたをとりこにして離しません。ステージは聴衆総立ち、スタンディングオベーションの終末へ突進してゆきます。
IL DIVOとはイタリア語で神、スーパースターを意味します。ライブの後には、彼等が結成された狙い、その過程が彼等自身の言葉で語られます。なんと彼等が日本の童謡「どんぐりころころ」を歌う微笑ましいシーンも収録されています。実はこれは、2005年10月に彼等が来日した時、NHKの番組「英語でしゃべらナイト」に出演し、インタビューしたSoweluが教えたものでした。
Vo2. 1-Hardrock Legends (Rockpalast)
〜ここ、ドイツ本国でのMichaelの演奏は素晴らしいです。 当時、売らんが為の Live in japan☆と冠を付けたアルバムが量産されましたが その総てが、残念ながら“最高のコンディションで演奏された物ではありませんでした。その為、熱烈なファンは ブート屋さんに走り 大枚をはたき、良質な演奏、録音のレコードを探したものでした…マジで、お宝探しの旅でした!(笑)。 =このアルバムは、そんな“お宝を見つけた時に感じた、鳥肌もんの感激!を久しぶりに味わえた一枚です。気心の知れたメンバーを従えて…さすが地元でのMichaelのギターは、彼がトップクラスのギタリストである事を証明しています。 泣きと言う点では、あの時代に、もぅ一人 Gムーアと言う素晴らしいギタリストがいました。誠に悲しい事実ですが、先日、天国へ旅立ってしまいました。 =Michaelには今後もゲイリーの分も… 年齢を重ねた素晴らしいアルバムを制作して欲しいものです
Mikojan-Gurievitch MiG-1/Mig-3
ソビエト空軍戦闘機MiG-1/MiG-3の資料本です。
MiG-1はA.ミコヤンとM.I.グレビッチ(ミグ)が作りあげた最初の戦闘機です。ミクリンAM-35Aエンジンを搭載したポリカルポフ設計局のI-200案を元に開発され、I-200試作機は1940年5月に初飛行。3000機以上が生産された改良型のMiG-3は、燃料搭載量が増えて航続距離が延び、最大速度640km、実用上昇限度12000mと、当時の一流戦闘機の性能を発揮します。しかしエース搭乗のBf109F/Gが相手では、本機でも分が悪かったようです。
本書は全160ページで紙質も良く、開発経緯や戦歴、1/72中心の各型変遷図、木金ハイブリッドの機体構造、AM-35Aエンジンや武装、さらに試作だけに終わったI-210〜I-231の解説にも紙面を取っています。航空ショーで展示されるMiG-3後期型のカラー写真は、コンパクトな外形や尖がった機首、コクピットや脚周り、脚収納庫内などの細部まで捉えています。なかなかカッコいいです。大戦中のクラッシュした写真にも興味深いものがあります。カラー側面図集は80種類以上の労作で、様々な塗装は見ていて飽きません。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1バルキリー
VF-1を愛して止まない私には本書は夢のような書籍の筈なんですが・・・。今まで長い間、自身の中で解明されなかった一つの大きな疑問がここでも何ら解決に至らなかった事には落胆しています。それはVF-1の変型に関して謎だった、脚部(股関節)部分の構造に全くといっても過言で無い程にノータッチだったことです。河森氏による詳細な解説画稿なんかを想像していただけに簡単な変型シークエンスで済まされた失望感は埋めることが出来そうにありません。「ヴァリアブルファイター」のマスタ−ファイルと謳う本書がこれでいいのかなって。本当は変型機構とそれにまつわるトラブル等のよもやまなんかをでっち上げて欲しかったです。更に関連書物の企画があるのなら、今度こそこの疑問が解消されることを願ってまた購入します。でも本当にね、VF−1愛してる人達が創ってるんですよ!本書を読めば判ります。