20世紀名人伝説 爆笑!!やすしきよし漫才大全集 VOL.1 [DVD]
やっぱり名人ですねぇ。
平成の今見てもめっちゃ笑えます。
冒頭にB&Bとセントルイスの漫才も1本ずつ収録されてますがあの2組ってあんなに滑舌悪かったかなぁ。
セントルイスなんて噛みまくりです。
それに比べてやすきよは早口でしゃべっても全然噛みません。
そしてM−1優勝した笑飯で有名になったWボケWツッコミは30年以上前にやすきよがすでにやってます。
それも見事な呼吸で!
個人的な好みもありますがあのレベルの漫才を復活させるにはまだ10年かかりますかね。
このシリーズ集めよう!
横山やすし夢のなごり (ワニの選書)
著者は横山やすしほど知られてはいませんが、大阪の放送・出版界ではとても有名な方です。この本の中でも紹介されていますが、THE MANZAIブームが起きるまで暫くの間、漫才は低調でした。花王名人劇場がきっかけになって、と良く言われますが、その花王名人劇場のきっかけになったのは、新宿紀伊国屋ホールの秋田實一周忌記念・大阪漫才集団”笑の会”東京公演です。当時は、漫才は大阪の色物という扱いが東京には残っていました。東京の笑の殿堂は”笑点”でしょう。大阪の吉本、松竹の笑の文化とはやや異なります。大阪の人にはこういう気持ちがあって、大阪の笑を全国区に、という気合満点で合宿まで組んで臨んだそうです。その中心人物が著者です。こういう人だからこそ、やっさんを冷静に見つめられたのだと思います。過度の入れ込み、過度の持ち上げもなく、著者の描いたファンと同じ視線で見る横山やすし像が最も受け入れられるものでした。
横山やすし
週刊宝石で連載されてた横山やすしの対談を集めて一冊にした本です
古き良き時代と言おうか、今では絶対に出版できない内容
やっさん自体、情緒不安定というか感情の起伏が激しいので、対談開始当初は機嫌よく進めてても、終わりには怒鳴り散らして強引に終了させてしまう様が多々あります
一時代を築いた浪花の漫才師(安易に天才というのは違うと思います)を堪能できる一冊です
天才伝説 横山やすし (文春文庫)
ロック史に残る名盤、ピンク・フロイドの「ザ・ウォール」を思い出した。この作品は、全体として一つのストーリーになっており、第2次世界大戦で父親を失ったことを深いトラウマに持つ男が、成長して、ロック・スターとしての名声を勝ち得るが、やがて、周囲の裏切りなどにより生活が荒れ、「おまえらはゴミだ!」と観客を罵るようになり、人格が荒廃して行く様子が描かれていて、この評伝に見る横山やすしの人生と、妙に符合している。やすしが、現代における「天才的芸(能)人」として、普遍的なものを持っていたと言うことだろう。
著者の小林氏は、やすしの転落劇に、多少とも関わっている為、やや言い訳がましい部分や、視点が狭く感じられる部分も目に付くが、基本的には好著。