あの頃映画 「真夜中の招待状」 [DVD]
この作品がDVDで鑑賞できることをこの上もなく嬉しく思います。
日本版サイコスリラーとでもいいましょうか、「妖女の時代」に代表される日本のミステリー作の先駆となった本作を未聴の方にはぜひ堪能して頂きたいと思います。
元アイドルの小林麻美の成熟した艶技も見所の一つだと思います。
諸井 誠:第1室内カンタータ(1959 放送初演 岩城宏之指揮)/対話五題(1964 初演 酒井竹保,酒井松道)/レ・ファルス(1970 黒沼ユリ子)/ ピアノ協奏曲第1番(1966 森正指揮) 他
音源としては価値があるが、このシリーズ4枚に共通して言えるのは、解説がダメ。初演者の情報など、当然のことが欠落している。大方、無能な音楽評論家に執筆を依頼したのだろうが、Wiki以下のレベルの解説である。演奏は素晴らしいからこそ残念だ。なぜ打楽器奏者の経歴がないのか。「このようなCDを後世に残す使命を感じた」などど大風呂敷を広げるのなら、行間の隙間のある解説など止めて、できる限りの詳細の解説が欲しかった。1000円の安いナクソスとは違うのだから。
劇画・長谷川 伸シリーズ 沓掛時次郎 (イブニングKC)
小林まことが敬愛する「義理と人情の作家」長谷川伸の小説を原作とした「劇画 長谷川伸シリーズ」の第二弾。時代劇だ。前作「関の弥太っぺ」に引き続き本作も良い。実に良い。本当にハズレのないマンガ家だと思う。唯一、?がつくのが「ガブリン」か。
登場人物を小林まことの作品のキャラクターたちが演じるというのがファンには堪らない。遠い昔の映画にあった「オールスターキャスト」という言葉を思い出す。
このシリーズでの小林まことの肩書きは、脚色・構成・作画となっている。本作の原作である「沓掛時次郎」を読んだことがないので、どの程度の脚色を施したかはわからないが、笑いの部分は間違いなく原作にはない彼のオリジナルだ。この笑いと物語の根幹である義理と人情の物語のバランスが素晴らしい。「1・2の三四郎」「柔道部物語」等の作品の特長である「笑える熱血マンガ」で見られる笑いと熱血の絶妙なバランスに通じるものがある。
好きな小説家の作品を自分が生み出した愛すべきキャラクターで描き上げる。長いマンガ家生活を送ってきたマンガ家だけに許される特権のような気がする。
ところで、役者「岩清水」はいつ、どのような役で登場するのだろうか。ものすごく気になっている。
劇画・長谷川 伸シリーズ 一本刀土俵入 (イブニングKC)
なのに、あれ?、主役が頁二…と思ったら、ちゃんと理由がありました。
画力がすごくて、圧倒されながら読み進めました。
原作を知らないので、もう少し、いきさつを詳しく知りたいな…と思いましたが、野暮というものなのでしょうね。
「マザーウォーター」 [DVD]
ある人はコーヒー店を経営して、
ある人はウィスキーしか置いていないバーを経営して、
ある人は豆腐屋を経営している。
年齢も、境遇も、みんなバラバラだけど、
この京都という町の一郭で、
同じ時間を過ごして、ちょっとずつ関わりをもって生きている。
お互いのことは、それほど深くは知らないけれど、
それでもなんだか分かり合える。
毎日を丁寧に生きていくこと。
そんなことを教えられる一作です。