金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康
えっ そうだったの? それはないでしょ うーんあったかもしれない で最後にまさかまさかの場面展開 面白い でも金ヶ崎の退却戦を事前に何かで読んでいれば一層面白い 戦国時代小説の範疇にはないですね
何がなんでも作家になりたい!
本書の内容は主に、以下の3つに集約される。
第一は、新人賞をとることが出発点ということで、複数の賞に応募する「サイクリック投稿法」等新人賞のとり方が説明されている。例えば次のような実践的アドバイスがある:
1地方公共団体や、出版とは無関係な法人が主宰する新人賞は、仮に名のとおった小説家が選考委員になっていたとしても、受賞経験が小説家のキャリアとしてはカウントされない。
2自分のデビューしたいジャンル以外の本を意識して幅広く読むこと。
3「コピー劣化」の法則と言うのがあり、手本にした作品を越える事はできない。
第二は、受賞後の編集者とのつき合い方、同業者組合に入るべきか、税金はどう処理するかなど生活者としての小説家について細かく書かれている。
第三は、転職して作家になろうかと思っている人のためのアドバイスが豊富にある。脱サラして小説家になるなら、サラリーマンのあいだにクレジットカードは入るだけ入っておけ、奥さんに働かせるなら家事はしっかりやれ、などなど。著者は、タイトーというテレビゲームの会社の営業をしていたが、上司と折りあり悪く脱サラを決意、宅建と行政書士の資格取得と小説執筆を並行してこなし、資格がとれたので1年後に会社を辞めたのが27歳。ところが、賞に落選し続け、小説のスクールに通うなどして結局デビューをしたのが31歳。だからと思うが、「デビューするまでは(してからも)、決して会社をやめてはいけません」とアドバイスをしている。
文章はテンポが良く、ユーモアたっぷりで一気に読める。
浅井長政正伝―死して残せよ虎の皮 (人物文庫)
長い間、品切れだったこの作品がやっと手に入れる事が出来ました。
殺伐とした時代背景ですが、登場する一人ひとりの何と、情熱に満ちていることか。
誰に対しても、客観的でありながら、暖かい視点で人物を描き出すこの先生の作品は、いつも読後に新しい扉を開いてくれます。
まさに、長政と市、信長は琴瑟相和でありました。